24時間取引とは~JDPアセットマネジメント株式会社の投資用語集

24時間取引とは~JDPアセットマネジメント株式会社の投資用語集

24時間取引とは・・・JDPアセットマネジメント株式会社の投資用語集 「24時間取引」 24時間取引(24Hour Trading)とは、ニューヨーク、ロンドン、東京などの世界の主要市場で、24時間切れ目なく、連続して取引を行う体制のことである。資本取引の国際化は、24時間中切れ目なく、世界のどこかで取引が行われる体制で24時間取引を実現させました。1960年代以降、米国では機関投資家の成長に伴い、大量資金運用の時代を迎えました。売買取引は大口化し、運用リスクをヘッジするために国際分散投資も一般化しました。また、機関投資家は、大口の売買を低コストで円滑に遂行するため、市場外における証券会社との直接取引の比重を高めました。こうした事態に対応し、米国では取引所の売買手数料が自由化され、証券会社では売買価格に取引コストを織り込んだネット取引が中心を占めるようになりました。ただ、ネット取引への移行は、証券会社の手持ち在庫を増加させ、価格変動に伴う経営リスクを高めました。そのため、証券会社では、世界的な情報通信ネットワークを利用して、母国の市場での取引が終了したら、別の市場で取引を継続するグローバル・トレーディングを実現し、リスク・ヘッジと機関投資家の国際化に対応したわけです。一方、取引所側においても、世界各地の取引所との協調体制を強め、取引所売買の魅力を高めようとしています。立会い時間を延長し、取引所売買の空白時間帯を減らすとともに、外国企業の上場基準を緩和し、上場促進を図っています。また、決済業務の提携などを促進し、取引所機能の連結にも力を注いでいます。さらに、店頭取引の分野では、1980年代、コンピュータによる売買システムである米国のNASDAQと英国のSEAQ間で、気配を含む価格情報の交換が開始されました。このように、24時間取引は、外国為替、金に続いて、債券から株式にまで広がりました。

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