ドブジンスキ:交響曲第2番ハ短調 作品15「性格的」

ドブジンスキ:交響曲第2番ハ短調 作品15「性格的」

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=HN44bTffrhA )。イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867)はショパンより3歳年上のポーランドの作曲家・ピアニストで、ほぼ同世代のショパンが多数のピアノ曲によって名声を得たのに対し、管弦楽曲に力を注ぎ、2曲の交響曲を含む多数の作品を残しました。彼の国際的な知名度はショパンに及びませんが、ポーランドの音楽を取り入れた本格的な交響曲を初めて作曲した功績がポーランドでは高く評価され、「ポーランド音楽史上初の交響曲作曲家」とされています。ドブジンスキの代表作とされているのが、1834年に作曲された交響曲第2番ハ短調 作品15です。4楽章様式の正統派交響曲ですが、正式な題名「ポーランド音楽の性格的(特徴的)精神による交響曲」のとおり、マズルカやポロネーズといったポーランドの民俗音楽に基づくリズムが随所に導入されています。そして、この作品の独創性はドイツ音楽界の注目するところとなり、1836年にはウィーンで全曲演奏されたほか、1839年には一部の楽章を抜粋する形でメンデルスゾーン指揮によりライプツィヒで演奏されるなど、高い評価を受けました。現在、ポーランドでは最初期のポーランド国民楽派による交響曲と評価されています。なお、本作は1862年に第2楽章が改訂されており、この動画では改訂版が演奏されています。ウカシュ・ボロヴィツ指揮ポーランド放送交響楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35580953