【狐戻】越後国津川城 令和元年(2019) 初秋

【狐戻】越後国津川城 令和元年(2019) 初秋

2019年の8月、新潟県新潟県東蒲原郡阿賀町にある津川城址を訪れました。建長4年(1252)、会津佐原氏の一族・金上盛弘が越後進出の足掛りとするために築城し、以来金上氏代々の居城となりました。天正17年(1589)、会津葦名氏の重臣で津川城主・金上盛備(かながみ もりはる)は摺上原の戦いで討死し、伊達氏の原田宗時が城主となりました。会津に蒲生氏郷時が入封すると北川平左衛門、上杉景勝時代には藤田信吉・鮎川帯刀、蒲生秀行時代には岡重政が城主となりますが、寛永4年(1627)、加藤嘉明が入封すると廃城となりました。阿賀川と常浪(つねなみ)川の合流部の麒麟山に築かれた山城で、土塁や堀や曲輪や少ないながらも石垣の遺構も残っていました。本丸上の展望台からの眺めも素晴らしいですが、麒麟山山頂付近からの眺めは眺望絶佳です。ただし、山頂への道は登山靴と手袋が必須で、過去には滑落による死亡事故も起きている危険な道ですので、行かれる方は十分注意してください。別名の狐戻城は、狐が引き返す程険しい城というのが由来のようです。津川は「狐の嫁入り行列」が有名で、津川代官所跡は「狐の嫁入り屋敷」になっており、その裏側には越後と会津の交易の中継地点として栄えた河港跡があります。※aaaaaa殿・霞舞伎殿、広告ありがとさんでござんす♡お城 →  mylist/37297571

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35800825