С.М.Ляпунов [ Прелюдия и Фуга ] Op.58 (1913)

С.М.Ляпунов [ Прелюдия и Фуга ] Op.58 (1913)

ポストバラキレフの東洋趣味が生きた、艶やかなレースのような前奏曲に、民謡調旋律で主題反復の執拗さを始終展開するフーガからなる佳作です このフーガの延長上にショスタコの作品87のfis-mollフーガが位置していると思います  長らくリャプノフは超絶技巧練習曲が密かに愛奏されてきて、最近になってようやく作品49 sm29102372 (ここで特筆すべきは最終変奏の祭事的フーガ)にも日の目が当たりますが、今作も相当なスルメ曲です 一見単調なようで、随所に凡才ではない機転が光ります (…フーガを楽譜の指定の108のテンポでどうにかと思いましたが、どうにも速すぎるので74くらいです)  前作のグラズノフ sm35887153 は、商業録音がある(少ない)がネット上に楽譜は皆無な作品で、本作は楽譜がネット上にあるが商業録音は見あたらない作品です  画像はシーシキンの「森林を臨む」(PD)、調律はブロードウッド(B♭)440Hzです  リャプノフ同年作の小フーガをチェンバロで演奏したもの →  sm29522078    mylist/24963463   mylist/49937921  ■追記:広告ありがとうございます!

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35898642