【二十一万石】能登国小丸山城 令和元年(2019) 晩秋

【二十一万石】能登国小丸山城 令和元年(2019) 晩秋

2019年の10月、石川県七尾市にある小丸山城址を訪れました。天正9年(1581)に織田信長から能登一国を与えられた前田利家が、能登畠山氏の本拠だった要害の七尾城に代わる拠点として、天正10年(1582)に築城しました。七尾の港に近い比高20m程の丘に築かれた平山城で、独立した4つの曲輪(本丸・天性丸・宮丸・大念寺山)から成り、北の海以外の三方を御祓川(みそぎかわ)を堀としていました。天正11年(1583)、利家が尾山城(金沢城)へ本拠を移した後は、兄の前田安勝が城主となりました。慶長4年(1599)、利家の次男・前田利政が羽咋(はくい)・鹿島郡1万五千石を分与されて城主となりましたが、翌年の関ヶ原の役に参加しなかった為、領地を没収され、能登は兄の前田利長に与えられました。元和元年(1615)、一国一城令に従い廃城となり、現在は小丸山公園として整備されています。開発された大念寺山以外の曲輪は形を良好に残していますが、土塁等の遺構は天性丸の北西の一部でしか見ることはできませんでした。見所は本丸と天性丸の堀切、そしてなんといっても七尾城下と七尾城の眺めでしょうか。※aaaaaa殿・霞舞伎殿・masa_ru3殿、広告ありがとさんでござんす♡「君は放課後インソムニア」の2巻で、丸太が星空を撮影した小丸山公園です。動画でも丸太がおそらく撮影場所にしていた乾の展望台や舞台のモデルとなった七尾高校の天文台の屋根が見えています。前田利家の金沢城 →  sm32221765 お城 →  mylist/37297571

http://www.nicovideo.jp/watch/sm36119825