エルガー(アンソニー・ペイン編):行進曲「威風堂々」第6番 ト短調

エルガー(アンソニー・ペイン編):行進曲「威風堂々」第6番 ト短調

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=3JLNzh4GHJo )。エルガーの行進曲「威風堂々」作品39は、有名な第1番をはじめとして第5番までが作曲者の生前に完成しました。しかし、彼の死後に遺された遺稿のなかには新たな行進曲のスケッチが存在しており、これは未完に終わった「威風堂々」の第6番と推測されています。イングランドの作曲家アンソニー・ペイン(1936 - )は、やはりエルガーが未完で遺した交響曲第3番を1998年に補筆完成させた功績で名高い人物ですが、2005年からは行進曲の補筆にも取り組み、翌2006年に完成させ、同年8月2日のプロムス・コンサートで初演されました。とはいえ、ペイン自身の証言によれば本作の43%は彼の作曲で、全体のオーケストレーションもペインが行ったため、作品の半分以上はペインによるものです。この補筆について、ペインは俳優が舞台上の役柄になりきるのと同じように、曲の補筆完成を行うためにエルガーに「なる」よう試みねばならないように感じたと述べています。リチャード・ヒコックス指揮BBCウェールズ交響楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm36615599