ヨハン・クリスティアン・バッハ:6つのソナタ 作品5

ヨハン・クリスティアン・バッハ:6つのソナタ 作品5

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=W8hKtn5ePI8 )。大バッハの末の息子(11男)であるヨハン・クリスティアン・バッハ(1735 - 1782)は、イタリア留学によりバッハ一族で唯一、歌劇の作曲家として成功したほか、数多くの鍵盤楽器のための作品により一世を風靡し、特にロンドンではヘンデルの後継たる人気作曲家としての地位を確立し、「ロンドンのバッハ」と呼ばれました。彼の鍵盤楽器ための作品のうち、重要な地位を占めるのが、1768年に出版された「6つのソナタ」作品5です。2~3楽章からなるソナタ6曲で構成された本作は、父の大バッハによる同種の作品に比べると軽やかで流麗な曲の集合体であり、いわゆる「ギャラント様式」に則った聴きやすい作品となっています。この作品は幼少期のモーツァルトに絶大な影響を与え、彼は本作から3曲を選んでピアノ協奏曲に編曲しました。これが「3つのピアノ協奏曲」K.107で、この時点でモーツァルトの基本的な音楽様式が確立したと見る専門家もいます。ソフィー・イェーツ(チェンバロ)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm36853765