エルガー:エニグマ変奏曲 作品36(1926年 エルガー自作自演)

エルガー:エニグマ変奏曲 作品36(1926年 エルガー自作自演)

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=kaPtKoL-FsM )。エルガーは作曲家としてだけではなく指揮者としても優れた技量の持ち主で、そのためか自作の録音に関して早い時期から積極的でした。最も早い時期の録音はアコースティック録音が一般的だった1914年でしたが、1925年にマイクロフォンを使用した電気録音が実用化されると、翌1926年から再び自作の録音に積極的に取り組み、亡くなる前年の1933年までの間に、2つの交響曲や行進曲「威風堂々」などの比較的鮮明な録音を遺しました。そういった自作自演録音の1つが、彼の出世作にして1926年に録音された「エニグマ変奏曲」作品36です。通常、この手の自作自演では作曲者の演奏表現は客観的・抑制的なものになります(リヒャルト・シュトラウス、ストラヴィンスキー等)が、エルガーの演奏はかなり起伏にとんだ劇的表現が数多く聴かれ、彼が作品に傾けた情熱を感じ取ることができる名演だと思います。エドワード・エルガー指揮ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm37019924