海の事件事故通報「118番」 99%が無言・間違い電話

海の事件事故通報「118番」 99%が無言・間違い電話

海の事件事故通報「118番」 99%が無言・間違い電話2021年1月18日 5時12分1月18日は海での事件や事故を通報する電話番号にちなんだ「118番の日」です。去年の通報のうち、99%が無言電話や間違い電話で、海上保安庁は海難事故など緊急対応に支障が出るおそれがあると適切な利用を呼びかけています。海での事件や事故を海上保安庁に通報する電話番号118番は、平成12年に運用が始まり、去年1年間の通報は全国で45万9097件でした。このうち、海難事故の発生の連絡や、見慣れない船がいるなどの情報提供に該当したのは1%で、残る99%は無言電話や間違い電話など緊急性や中身のない通報だったということです。海上保安庁によりますと、無言電話であっても折り返し電話をして確認する作業が生じるほか、折り返しに反応がない場合、航空機などを派遣して確認するケースもあるということです。118番の浸透が不十分なことが要因だとみられています。おととしからは、耳が聞こえにくいなど障害のある人のためにスマートフォンなどのメッセージで通報を受け付ける「NET118」の運用も始まっています。海上保安庁の唐澤秀之広報企画係長は「緊急の通報に影響が出ることがあってはならないと考えているので、118番の認知度を上げ、適正な利用について知ってもらいたい」と話しています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38138132