[#6]Торт "Полeт" (トルト「ポリョト」) [お菓子作り]

[#6]Торт

今回はソビエト連邦で発案され、現代に受け継がれるお菓子の一つ、Торт "Полeт"(トルト「ポリョト」)を作りました。簡単に説明すると、メレンゲで作った生地をクリームとピーナッツでデコレーションしたケーキです。”торт”はケーキという意味 (一言にケーキと言っても厳密には今回のようにクリーム等で装飾されていて派手なものは” торт”、そうでない地味なものは“кекс”と呼ばれ、明確な区別があるようです)、"полeт"は「飛行」という意味なのですが、「飛行」という名前が付けられた理由については不明です。使う材料のために非常に重い味で、何個も食べると苦しいですが、一切れ二切れだけ食べる分であれば驚くべき美味しさだと思います。また、作り終わった後に気付いたのですが、レシピを読み違えていたために、動画内のクリームの作り方の順序には間違いがございます。動画では牛乳にグラニュ糖を全て加えて加熱して作ったシロップを、泡立てていない卵黄に注いでいますが、正しくは「クリーム用のグラニュ糖のうち半量を牛乳に混ぜて粘度が出るまで加熱して作ったシロップを、残り半量のグラニュ糖と共に泡立てた卵黄に注ぐ」です。申し訳ございませんでした。[補足]この動画では既にある日本語の記事等を参考にしてこのお菓子を「ポリョト」と呼んでいますが、「パリョート」と呼んだ方が本来の音に近いような気がします。また、キリル文字表記のТорт "Полeт" (Tort”Polyot”)についてですが、”yo”の音を “ё”として、Торт "Полёт"としているレシピもあり、どちらの表記にするか迷いましたが、“ё”の上の点々を省略して単純に“е”と書かれる場合があることと、検索ワードでヒットする件数から検討した結果、前者を採用しました。味、見た目をより本物に近づけたいという方は、量が異様に多いのが難点ですが、今回紹介したレシピではなく、”Торт "Полет" по ГОСТу” (ГОСТ:ソ連国家規格; https://www.rst.gov.ru/portal/gost ) で検索して、そちらのレシピを忠実に再現してください。今回の料理に限らず、”○○(料理名) по ГОСТу”で検索してそのレシピを使うと、本来の姿、味を再現できるので、試してみると面白いかもしれないです。(間違い等ございましたら、ご指摘よろしくお願いいたします)総額:¥599 総熱量: 3,017 kcal 時間: 9時間Original recipe: https://1000.menu/cooking/40406-tort-polet-po-gostu  

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38337314