ダグ(NC)のディズニーセンバー きつねと猟犬

ダグ(NC)のディズニーセンバー きつねと猟犬

きつねと猟犬(1981年公開)ハイ皆さんこんばんわ。この作品では、ディズニーのアニメーターのバトンタッチ、同時に、守備範囲の変更がありましたね。どちらも、スムーズに優雅にできたわけではないですし、映画にとっても、今まで敵なしだったのが急に弱体化したディズニーにとっても、有利には働きませんでしたね。ディズニー伝説の"ナイン・オールドメン"、その2人の生き残りが、1977年にこのプロジェクトに着手しました。でもすぐに身を引いて、私らの築いたマジック・キングダム、あとは任せたよと、次の世代に、ドン・ブルースたちに、かぎを渡したんです。しかし、その2年後、こんな金もうけばかり狙うスタジオでやってられるかと、もう激怒落胆したドン・ブルースが退社してしまったんですね。さあ、これでスタジオと『きつねと猟犬』、再び窮地に立たされてしまった。この後数ヶ月、いろんな食い違い、対立、遅れが出てきて、ディズニースタジオは、まだ完成してないこの映画、開発地獄の中で何度も何度も見捨てようとしました。もちろん、『きつねと猟犬』は、1981年に、ようやく日の目を見ました。前作より興行収入は落ちましたが、それなりに愛される名作になりました。トッドがコッパーと出会うところ、胸がときめきますね。そしてあの結末、涙を誘いますねぇ。孤児の小キツネのトッド、小さな猟犬コッパー、仲良くしてたけど、ある日すべてが崩れ去ってしまう、そんなお話ですね。今からすると、荒っぽい!いう人もいらっしゃいますかね。でも『リトル・マーメイド』以前のディズニーアニメではね、別に珍しくはないですよ。映画の中盤から話は暗転しますが、まぁ~それがかえって良かった。トッドとコッパーの最小限のお話、ちゃんと語るものがありますね。この2匹の、普通ならありえない友情の糸口を、探るだけでない、訴えかけるだけの考え深さがありますね。アニメーションとストーリーテリング、ディズニーの最高傑作とはいえません。制作過程もツギハギです。おそらく全世代喜ばせられる、でも映画のトーンを汚すような平凡な箇所がある、歩みにムラができてます。2匹を演じるのはミッキー・ルーニーとカート・ラッセル、声に魂が、悲しみがこもってますね。スクリーンの2匹にいきいきした命を与える。ゆえに間に生じる逆境は、より強く、より鮮烈なものになりますね、『バンビ』ほどの痛烈さ、つらさ、ないしは洗練されたシンプルさはないですが、それでも簡単には忘れられない作品に仕上がってますよ。一度はごらんなさい。また会いましょうね。元動画  https://www.youtube.com/watch?v=JjupgaVRGhI 前  sm38982082  次  sm39093856

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39006365