【ウマ娘】第5レース先行のスズカVS蟹【チームレース】同時上映CLASS6チームレースまとめ

【ウマ娘】第5レース先行のスズカVS蟹【チームレース】同時上映CLASS6チームレースまとめ

ついに全勝で迎えた第5レース。京都レース場、1800m。流石に緊張しているのか、いつも元気なマヤもどこかぎこちない。かく言う私も、調子は良くない。もっとも、それは全勝がかかっているから、というわけではない。「スズカさん!」「スペちゃん……」「一緒のレースだったんですね!私、一緒に走れてうれしいです!」相手のチームのスペちゃん―スペシャルウィークが話しかけてきた。「私もうれしいわ……うん……」歯切れの悪い言い方に、スペシャルウィークは怪訝な顔をする。だ、大丈夫ですか!?お腹痛いですか!?食べ過ぎですか!?と、取り乱し始めてしまった。「ちょっとフォームを変えていて……。本当なら万全の調子で臨みたいところだけど」制御されたスピード。現在試しているのは、より高速で走行するために、序盤は脚を控え好位置につき、中盤から終盤の勝負所で抜け出す。今までのような、暴走に近い大逃げと違った、勝負する走り方だ。しかしこれがうまくいっていないのだ。好位置につくためにスタミナを消費してしまうのか、終盤の伸びがなくなってしまっていた。それどころか、ズルズルと中盤から馬群に取り残され、掲示板に載ることも最近はない。スペちゃんの得意とする、爆発的な走り方なのに―。「ま、スペ先輩も、スズカ先輩も、オレが抜いていくんですから、関係ないっスよ!」「(アイツも出てきているようだし……負けるわけにはいかねぇ!)」最近調子を上げているウオッカ。少し前までは空回りしていることが多かったけど、最近は安定してきている。とはいえ、以前のような勝負所の強さはなくなってしまったような気がする。私が言えたことではないけど。「スズカさんが何に悩んでいるのか、わかりません。でもきっとスズカさんなら乗り越えられると思います!」スペシャルウィークはそのまま行ってしまった。頭でも理解はしている走り。せめて今日のレースで、何か掴めたら……。やがて総大将となるまだ小さな背中は、手本となる走りをするべくターフへ。そしてまだ片鱗すら見せない女王と、やがて大舞台でぶつかることを、サイレンススズカはまだ知らない。第1レース: sm38651925 第2レース: sm38618135 第3レース: sm38690731 第4レース: sm39044099 ウマ娘: https://www.nicovideo.jp/series/210400 ※前作等はシリーズからご確認ください。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39135531