【逢瀬】尾張国小折城(生駒屋敷) 平成31年(2019) 晩冬

【逢瀬】尾張国小折城(生駒屋敷) 平成31年(2019) 晩冬

2019年の1月上旬、愛知県江南市にある小折城跡(生駒屋敷跡)を訪れました。 築城年代等は不明ですが、戦国時代に生駒氏の居城でした。弘治2年(1556年)、小折城主・生駒家宗の娘である生駒吉乃は夫の土田弥平次が戦死した後、織田信長の側室となり、織田信忠や信雄を産んだとされています。天正12年(1584年)小牧・長久手の戦いの際には戦いの最前線となり城は大幅に改修されたとされ、古地図には本丸・二の丸・三の丸・西の丸等の曲輪があります。江戸時代に入り、生駒利勝は尾張藩主徳川義直に仕え、子孫が家老となり4,000石を領しました。一国一城令により小折城は廃城となりますが、周辺領地と遺構は縮小されるもそのまま生駒氏下屋敷として隠居所の機能を果たしながら存在し、明治を迎えました。現在、城跡は布袋東保育園等になっていますが、中門が広間家に移築されており、菩提寺である久昌寺には生駒氏や吉乃の墓等がありますが、2021年、久昌寺は老朽化に伴い維持管理が難しくなったため取り壊しが決まり、跡地は市に売却され公園として整備される見込みとのことです。また、近くにある龍神社には清州城代を務めたとされる埴原加賀守常安の塚の碑があり、屋敷もその近くにあったと伝わります。お城→ mylist/37297571

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39383080