【奥州探題】陸奥国名生城 令和4年(2022) 仲冬

【奥州探題】陸奥国名生城 令和4年(2022) 仲冬

2022年の1月上旬、宮城県大崎市にある名生城(みょうじょう)跡を訪れました。 築城年代ははっきりしませんが、南北朝時代の1351頃に大崎家兼が築城したと伝わります。戦国時代には奥州探題の大崎義直や大崎義隆が居城としていました。天正18年(1590)、豊臣秀吉による奥州仕置で、秀吉家臣の木村吉清の城となりますが、葛西大崎一揆では一揆側が籠城し、蒲生氏郷が鎮圧し、伊達政宗を警戒してそのまま立て籠もった城としても知られています。その後、伊達氏の領地となりますが、その頃に廃城となったようです。現在、遺構は堀や土塁の跡等を見ることができますが、大崎城があった所に7世紀末頃から名生館官衙遺跡(みょうだてかんがいせき)があったと発掘調査で判明した為、名生館官衙遺跡が国指定史跡、名生城が市の史跡となっています。名生館官衙遺跡が国指定史跡になった理由は、この遺跡が多賀城より古い時代の官衙(古代の役所)であり、多賀城以北まで内国化が進んでいたことが明らかになったからです。お城→ mylist/37297571

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39958439