ヘンゼルト:12のサロン風練習曲 作品5

ヘンゼルト:12のサロン風練習曲 作品5

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=itt4hCZGFEU )。ショパンやリストと同時代のピアニスト・作曲家で、サンクトペテルブルクを拠点としてロシアのピアノ作品の発展に貢献したことで知られるアドルフ・フォン・ヘンゼルト(1814−1889)は、同時代の作曲家と同様に数多くのピアノ作品を作曲してピアノという楽器の可能性を追求しました。そんな彼の代表作と言えるのが2つの練習曲集で、1つは1837年に出版された「12の演奏会用性格的練習曲」作品2( sm39956607 )、そしてもう1つが翌1838年に出版された「12のサロン風練習曲」作品5です。「サロン風」という軽めの題名とは裏腹に、この作品はオクターヴの多用、アルペッジョ、レガート奏法、またそれらの技法を融合させたメロディ・ラインの歌わせ方など、20代のヘンゼルトが持っていた様々な演奏技術をふんだんに盛り込んだ練習曲集で、リストが「ビロードの掌」と羨んだヘンゼルトの滑らかなピアノ演奏がうかがい知れる曲集となっています。エスタ・ブジャージョ(ピアノ)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39991245