ジョージ・バランシン:コンチェルト・バロッコ(バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043)

ジョージ・バランシン:コンチェルト・バロッコ(バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043)

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=pbNvhuiKo7A )。ロシア出身のバレエダンサー・振付家であるジョージ・バランシン(1904 - 1983)は、物語のない「プロットレス・バレエ」を多数手がけ、ダンサーの身体の動きによって音楽そのものを表現する「音楽の視覚化」を試みました。その試みの代表作の1つといえるのが、1941年に初演された「コンチェルト・バロッコ」です。この作品でバランシンはバッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」BWV1043に振付を行い、見事な成功をおさめました。これにより、彼はアブストラクト・バレエ(抽象バレエ)という新たなジャンルを創造したとされています。この動画は1969年、カナダのテレビ番組として放映されたもので、スザンヌ・ファレルやマーニー・モリス、コンラッド・ルドロウなど、後にソリストやプリンシパルになったダンサーが数多く参加しており、その踊りの技量は申し分ありません。ただし、元動画の保存状態に問題があったのか、終結部で一瞬だけ画像や音の乱れがあるのが惜しまれます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40216848