【地黄八幡】相模国玉縄城 令和4年(2022) 初夏

【地黄八幡】相模国玉縄城 令和4年(2022) 初夏

2022年の5月中旬、神奈川県鎌倉市にある玉縄城址を訪れました。永正9(1512)年に北条早雲(伊勢盛時)により築かれたとされ、城の外堀が柏尾川と直結し、相模湾まで舟を繰り出すことが可能だった関係で水軍などを統括する重要拠点となり、鎌倉に近いことから鎌倉を防衛する城でもありました。後北条氏一門の重要人物が城主として置かれ、3代城主である北条綱成は「地黄八幡(じきはちまん)」と呼ばれ、不敗の闘将とも言われる名将でした。その後、氏繁・氏勝と続きますが、小田原征伐にて、北条氏勝は徳川家康に開城し、江戸時代の一国一城令により廃城となりました。城の東西に川が流れ、玉縄城の周囲には標高60m前後の丘が土塁のように乱立し、二伝寺砦や長尾砦等の砦もあり、非常に攻め難い地形に築かれた城でした。主郭は清泉女子学院中学高等学校の敷地となっていますが、事前に予約すれば、校内に残る遺構を見学することが可能です。お城→ mylist/37297571

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40551253