【ゆっくり解説】徳って教えられるの?(エピローグ)【????】【ゆっくり文庫リスペクト】

【ゆっくり解説】徳って教えられるの?(エピローグ)【????】【ゆっくり文庫リスペクト】

"2424年前"このシリーズ→series/334972前編→ sm40689541 後編→今までに作った動画→ mylist/73029299 <編集後記2>というわけで今回は、原作【プラトン】による対話篇・『メノン』を動画化しました。原作は約110ページにわたってソクラテスとメノンが徳について延々と対話し続けるという内容です。もともと古代ギリシャを背景に、パチュリーとめーりんで対話させようと制作していましたが、普通の物語を期待して観ると、その単調さに耐えられなくなりそうだと思ったので、それはボツにして、【ゆっくり解説】を装いました。解説を期待して観るなら、一人で長々と話していても、視聴前の予想から大きく外れることはないと思いました。実際、解説はしているので、解説動画でもあると思います。哲学書は何を言っているのかわからないことがほとんどで、カントだとかヒュームだとかウィトゲンシュタインだとか読み進めようとしても、ものすごく時間がかかりますし、何を言っているのかほとんどわかりません。ただ、プラトンは西洋哲学の源流みたいな位置にいるためか、他の哲学書と比べると、言っていることはずいぶんわかりやすいなと思います。あくまで他と比べると、ですが。哲学書は、解説を読むのと、哲学者本人の書いた哲学書を読むことは全然違うので、今回、哲学書を丸ごと一冊動画化してみました。その中でも、短い哲学書として、『メノン』を選びました。対話篇であることが、ちょうど茶番劇とかみ合いました。『ソクラテスの弁明』も考えましたが、肝心の本がどこかに行ってしまって見当たらなかったのと、裁判所で弁明するより、二人で平和に対話している方が、茶番劇の雰囲気にもあっているので、こっちにしました。対話の流れは、一部の詩の解説を省いたことなどを除けば、原作の会話をほとんどそのまま再現しました。実際、プラトンの対話編は、こんな風にずーっとソクラテスが話し続け、対話相手は同意し続けます。ソクラテスは書かれた言葉よりも、話した言葉を重視していたので、ソクラテス本人は一冊も著作を残しませんでした。そのため、プラトンによるソクラテスの思想を代弁した著作も、ソクラテス本人がでてきて対話する形式をとっています。また、哲学の対話は、あまり図やテキストによる補足は助けにならないと考え、幾何学の問題を解く場面以外は、字幕と音声のみにしました。理解が難しくて、視聴を途中で投げ出したくなるかと思いますが、哲学書を読み通すには根気が必要なんだと思います。一本くらいはこんな動画があってもいいかなと。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40689809