ゴドフスキー:トリアコンタメロン、3拍子による30の雰囲気と光景

ゴドフスキー:トリアコンタメロン、3拍子による30の雰囲気と光景

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=6rxnvT_WiS4 )。ゴドフスキーが1919~20年に作曲した「トリアコンタメロン、3拍子による30の雰囲気と光景」は全30曲(5曲からなる巻が6つ)のピアノ組曲です。この作品は副題の通り全ての曲が3/4拍子で構成され、演奏時間は1曲あたり1~3分程度(終曲「レクイエム」のみ約5分)と短いものの、全曲を通して演奏すると1時間を超える大曲となっています。曲の内容としてはゴドフスキーが訪れた各地の印象を描写しており、第1曲「タンジールの夜」、第11曲「なつかしいウィーン」、第12曲「エチオピアのセレナーデ」が有名ですが、多くの曲は彼がかつて住んでいたオーストリアと作曲当時に住んでいたアメリカの印象が描写されています。そして作曲が第一次世界大戦直後であることを反映して、終曲「レクイエム」では大戦の死者を悼む厳粛さに満ちた曲想の後に、アメリカ国歌を引用して大団円となります。コンスタンティン・シチェルバコフ(ピアノ)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40946290