【長存】三河国下ノ郷城(蒲形陣屋) 令和4年(2022) 晩秋

【長存】三河国下ノ郷城(蒲形陣屋) 令和4年(2022) 晩秋

2022年の10月下旬、愛知県蒲郡市にある下ノ郷城(しものごうじょう)を訪れました。永正年間(1504年〜1521年)に鵜殿長存によって築かれたと伝わり、戦国時代には今川氏の家臣である鵜殿(うどの)氏の一族である下ノ郷鵜殿氏が城主だったようです。桶狭間の合戦後の松平氏と今川氏の争いで上ノ郷城の鵜殿家本家は今川方となりますが、下ノ郷城や柏原城の同族は松平氏に付きました。天正18(1590)年の徳川氏の関東移封に伴い、下ノ郷鵜殿氏の鵜殿長龍も下総国相馬に移封となりました。慶長17(1612)年、松平清昌(まつだいら きよまさ)が5千石で当地に封じられ、下ノ郷城跡の近くに蒲形(かまがた)陣屋を築き、幕末まで竹谷松平家が領していました。現在、城址は蒲郡高校の辺りと言われており、高校の南の神社近くに土塁も現存していますが、陣屋跡の土塁と想定されているようです。陣屋の門も蒲郡市博物館に移築されています。お城→ mylist/37297571

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41361817