【服部党】尾張国荷之上城(服部家住宅) 令和4年(2022) 初冬

【服部党】尾張国荷之上城(服部家住宅) 令和4年(2022) 初冬

2022年の11月中旬、愛知県弥富市にある荷之上城(にのうえじょう)跡を訪れました。築城年代等は不明ですが、服部氏の居城と伝わります。永禄3(1560)年、城主・服部友貞は桶狭間の合戦では今川方に属し、織田信長と交戦しました。永禄11(1568)年、友貞は北畠具教に年賀の挨拶をするために霧山城へと登城する最中に、織田軍の刺客に囲まれ伊勢国米野の陰涼庵で自害に追い込まれたと伝わります。長島の一向一揆では、服部党は一揆側に参加し、織田軍によって荷之上城周辺は荒廃し、一族は離散したようです。天正4(1576)年、一族の服部正友が荷之上城跡に居を構え、江戸時代には代々・庄屋を務める家柄だったようです。第四代当主・服部定元は尾張徳川家から、八代藩主の徳川宗勝の養育をここで行ったと伝わります。現在、城址は服部家住宅となっており、天正の頃より服部氏の子孫の方が住み続けています。服部家住宅はその貴重さから重要文化財に指定され、通常は非公開ですが、年に数度公開しており、今回は秋の特別公開(要予約)に予約して住宅の中へ入らせて頂きました。住宅の内部の撮影は禁止ですが、天正の頃より存在し続けている住宅と思うととても感慨深い思いがありました。はっきり言って「最高」です。住宅の北側の水路は城の堀跡の遺構と伝わるそうです。お城→ mylist/37297571

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41423773