バルトーク:44のヴァイオリン二重奏曲 Sz.98

バルトーク:44のヴァイオリン二重奏曲 Sz.98

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=8Twqrhz8B6M )。1930年、ドイツのヴァイオリニスト・教育者であったエーリヒ・ドフラインは、ヴァイオリン初級者向けの教本とヴァイオリン曲集の編纂を計画します。ドフラインは「初心者向けの教則用の作品であっても芸術的なレベルが低くてはいけない」との信念から、バルトークに協力を要請し、バルトークはそれに応じてヴァイオリン二重奏のための曲を数多く作曲しました。その数は最終的に44曲に達し、その一部はドフラインの教本(1931年刊)と曲集(1932年刊)に収録される一方、全曲は2冊に分かれて1933年に刊行されました。これが「44のヴァイオリン二重奏曲」Sz.98です。ドフラインは作曲に向けてバルトークに趣意書を送り、その中で「簡単に弾ける」「短く、形式的に簡潔」といった要望を出しており、本作はその趣旨に沿って、演奏時間1分程度の短く簡単な形式の曲で構成され、全44曲を続けて演奏しても演奏時間は50分弱で収まるようになっています。なお、バルトークは1936年に本作から6曲を選んでピアノ編曲を行い、「小組曲」Sz.105としています。アンドレ・ジェルトレル、ヨゼフ・スーク(ヴァイオリン)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41482527