ゴットフリート・ゾンターク:ニーベルンゲン行進曲

ゴットフリート・ゾンターク:ニーベルンゲン行進曲

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=o2buBl_T51g )。バイエルン歩兵第7連隊の軍楽隊でオーボエ奏者を務めたゴットフリート・ゾンターク(1846 - 1921)は、自分たちの部隊で演奏するために多くの行進曲の作曲も手がけましたが、その中で最も有名な作品(厳密にはゾンターク独自の作品とは言えませんが)が「ニーベルンゲン行進曲」です。この作品はワーグナーの楽劇「ニーベルンクの指輪」から複数の旋律を引用してつなぎ合わせたダイジェスト版のような行進曲で、題名もそれにちなんで名づけられました。しかし、後にワーグナーの作品を好んだヒトラーに注目され、ナチス党大会で党旗入場、閉幕時に演奏されるようになります。このため第二次世界大戦後は本作はナチスとの縁が深い作品として、演奏を敬遠されるようになりました。とはいえ、曲そのものは純粋に楽しい行進曲であり、個人的にはもっと演奏機会が増えてもいいと思います。ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー・ブラス・オルケスター

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42419183