ラロ:ロシア協奏曲 ト短調 作品29

ラロ:ロシア協奏曲 ト短調 作品29

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=Z5DrRdgDUww )。代表作「スペイン交響曲」で知られるラロは、1879年に4番目のヴァイオリン協奏曲を作曲し、同年のうちに初演されました。ラロは作曲にあたって、リムスキー=コルサコフにより収集・編纂されたロシア民謡集「100のロシア民謡」の旋律を取り入れており、作品も「ロシア協奏曲」と名づけられています。ただ、ロシア協奏曲は旋律こそロシア民謡に基づいているものの、曲自体はむしろロシア風から遠く、典型的なラロ風の管弦楽法によっています。このためか、初演でもそこそこの成功を収めた程度で、ほどなくして「スペイン交響曲」やチェロ協奏曲の陰に隠れる凡作という扱いが定着しました。結局、本作はラロが作曲した最後のヴァイオリン協奏曲となりました。エリーナ・ブクシャ(ヴァイオリン)ジャン=ジャック・カントロフ指揮リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42794785