私のジャマイカ滞在記③ / 44A

私のジャマイカ滞在記③  /  44A

シズラの日本ツアーが私のSNSのフィードを賑わせていた。47歳になった彼が、現場でのパフォーマンスの様子が毎日投稿され、その度に私の心は高まっていった。しかし、夜勤の都合で実際にライブに参加することは叶わなかった。予定表を目にする度、私の記憶は25年前へとタイムスリップした。大阪・難波のタワーレコードで、私がシズラと初めて出会ったのは彼のアルバム「ブラックウーマンアンドチャイルド」を手に取った瞬間だった。その夏、22歳のシズラが「レゲエJAPANSPLASH」に出演するとのニュースを聞き、興奮のあまり一人でフェスに足を運んだ。しかし、彼のパフォーマンスは思っていたよりも控えめで、ブジュバントンやジュディモワットが観客を圧倒していた。その後10年が過ぎ、私は再びシズラのライブを見る機会を得た。ジャマイカへの旅の途中、ウイリーというツアーガイドとともに、シズラが出演するイベントに行くことになった。長いバスの旅で、私の隣に座った子連れの母親は、子供を私の膝の上に乗せ、その子はドーナッツを食べていた。ウイリーは前方で賑やかに叫び声を上げていた。イベント会場に到着し、明け方にシズラがステージに登場。10年前とは違い、彼の成長を感じる迫力のあるパフォーマンスに私は圧倒された。その後、会場を出ると、まだイベントは続いており、マイクから「ケイプルトンが登場するぞ」というアナウンスが流れ、観客の歓声が響き渡っていた。バス停に戻ると、ウイリーは近くの草むらで小便をしていた。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42934961