【姉小路】飛騨国松倉城 令和5年(2023) 晩秋

【姉小路】飛騨国松倉城 令和5年(2023) 晩秋

2023年の10月中旬、岐阜県高山市にある松倉城を訪れました。天正7年(1579)、飛騨の国人姉小路頼綱が築城したとされ、姉小路氏の飛騨統一の拠点でした。織田信長の死後、越中の佐々成政と結んだ頼綱は羽柴秀吉と敵対することとなり、天正13年(1585)、羽柴方の越前大野城主・金森長近が飛騨に侵攻しました。松倉城は頼綱の息子である姉小路秀綱が守備しており、父の頼綱が羽柴方に降伏した後も籠城して戦っていましたが、城内から金森方への寝返りで城に放火され、落城しました。城主・秀綱は信濃へ落ち延びようとしますが、途中で殺害されたと伝わります。金森長近は秀吉より飛騨一国を与えられ、高山城を新たに築城し、松倉城は廃城になったとされます。松倉城は高山市の中心から南西にある松倉山に築かれた山城で、標高は856m、高山市街地との比高は280m程あります。麓の飛騨の里辺りは当時の城下町があったとされ、城の中枢部には野面積みのかなり大規模な石垣が残っています。本丸からは高山市街と3000m級の飛騨山脈が一望でき、西は白山、南東は御嶽山も見ることができます。車ではシンボル広場まで登れて、そこから本丸までは徒歩10分程です。飛騨の里の奥の遊歩道からだと、本丸まで30分程です。お城→ mylist/37297571

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42970254