シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54(フォルテピアノ使用)

シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54(フォルテピアノ使用)

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=DLJUzSPaHbE&t=1s )。通常、古楽器演奏といえばバロック音楽や古典派音楽を対象としていますが、この動画ではドイツのチェンバロ・フォルテピアノ奏者であるアンドレアス・シュタイアーが、初期ロマン派の作品であるシューマンのピアノ協奏曲 イ短調 作品54(1846年1月1日初演)をフォルテピアノの独奏で演奏しています。とはいえ、演奏に使用されたフォルテピアノは1850年頃にヨハン・バプティスト・シュトライヒャーによって製作されたもので、本作の初演から約5年後に作られた楽器であること、そしてシューマンと親交の深かったブラームスがシュトライヒャー製のピアノを好んでいたことを考えると、充分納得のいく選択といえます。また、シュタイナーのフォルテピアノ独奏に加え、同じく古楽器演奏を得意とするフィリップ・ヘレヴェッヘの指揮と、彼が設立した古楽器団体であるシャンゼリゼ管弦楽団による管弦楽パートも極めて優れており、単に奇をてらった「シューマン作品の古楽器演奏」という枠を遥かに超えた名演だと思います。アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮シャンゼリゼ管弦楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43220819