【磨墨】尾張国羽黒城 令和6年(2024) 仲春

【磨墨】尾張国羽黒城 令和6年(2024) 仲春

2024年の3月下旬、愛知県犬山市にある羽黒城址を訪れました。建仁2年(1202)に梶原景親が築城したとされ、以来、尾張梶原氏の居城となっていました。その後、梶原氏は織田信長の家臣となっていましたが、天正10年(1582)の本能寺の変で、城主・梶原景久(景義)は織田方として討死にし、羽黒城は廃城となったようです。天正12年(1584)の小牧・長久手の戦いで、羽柴方の砦として修復され、山内一豊や堀尾吉晴が守備したと伝わります。平城ですが、前方後円墳を活用しており、往時は古墳の頂上から濃尾平野が良く見えていたと思います。古墳の北側に大きな堀跡と西隣の興禅寺の北側にも土塁が残っています。また、羽黒城址の北隣の磨墨塚史跡公園には、平安時代末期の宇治川の戦いで活躍した梶原景季の愛馬である磨墨のお墓があり、磨墨塚史跡公園となっています。城址は非常によく整備されており、地元の方に大変感謝です。ありがとうございます。お城→ mylist/37297571

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43617452