映画セットのような展示、TGVの記録達成映像も=フランス鉄道博物館

映画セットのような展示、TGVの記録達成映像も=フランス鉄道博物館

フランス北東部、アルザス地方ミュールーズには、フランスの鉄道博物館「シテ・デュ・トラン」がある。1万3000平方メートルを超える敷地内に、線路が1350メートル設置され、19世紀の蒸気機関車や大統領の専用車など100両以上が展示されている。 展示スペースは大きく2つのエリアに分かれている。2005年に新設された鉄道黄金時代エリアと技術や設備、歴史的な車両を展示するヒストリーエリア。 鉄道黄金時代エリアは、6000平方メートルの敷地に「休暇の鉄道」や「鉄道と戦争」など、6つのテーマが設定されている。館内は薄暗く、まるで映画の撮影用セットのよう。車両の内外には、当時の衣装を身に着けた人形が添えられ、スピーカーからは会話も流されている。タイムスリップしてしまったような臨場感を味わえる展示内容となっている。 ヒストリーエリアには、車輪が動く機関車や蒸気機関の構造が分かる車両、機関車の下から駆動部を見ることができる展示のほか、フランスの鉄道史を彩る車両の数々や高速列車TGVが鉄道の最高速度を達成した時の貴重な映像も放映されている。

http://www.nicovideo.jp/watch/so17246828