ベンツ初のPHV、S550プラグインハイブリッドロング=電力のみで33キロ走行

ベンツ初のPHV、S550プラグインハイブリッドロング=電力のみで33キロ走行

 メルセデス・ベンツ日本が11月25日に発売したプラグインハイブリッド車(PHV)「S550プラグインハイブリッドロング」に、千葉・幕張周辺で試乗した。  ベンツの最上位モデル「Sクラス」にラインナップされた家庭用電源で充電できる同社初のPHV。電力のみの走行で最高時速は140キロに達し、フル充電で33キロ走行できる。ハイブリッド走行時の燃費は、ガソリン1リットル当たり13.8キロ。4種類の走行モードが設けられ、電力での走行を優先させたり、バッテリーの充電レベルを維持しながらエンジンで走行することもできる。  パワートレインは、最高出力333馬力、最高トルク480Nmの3リッターV6ツインターボエンジンと、最高出力115馬力、最高トルク350Nmの高性能モーターを搭載。システム出力は、最高出力442馬力、最大トルク650Nmで、V8エンジン並みのパワーを発揮する。  最新のテクノロジーとして、モーターとエンジンの走行切り替えポイントや、不要な加速をアクセルペダルが右足に伝える新機能を装備している。トランクルーム容量は、輸入車のPHVとしては最高水準の365リットルを確保。フルセットのゴルフバッグが2個積載できる。左右のヘッドライトには、スワロフスキー製のクリスタルがそれぞれ47個配置され、豪華さの演出も加えられている。  リチウムイオンバッテリーのフル充電までに要する時間は、AC200V電源で4時間。家庭で充電するには約20万円(工事費別)の充電器が必要になる。新車購入から付く3年間の保証「メルセデス・ケア」に4年間の特別保証を追加。合計7年間、ハイブリッドシステムやエアコンなどの部品交換が無償となる。  今回、S550プラグインハイブリッドロングで幕張の一般道を走行。パワフルな走りと静粛性、そしてインテリジェントドライブ機能による高い安全性を体感した。  車両価格は1590万円。国から最大85万円の補助を受けられる。

http://www.nicovideo.jp/watch/so25081050