WHO 世界的大流行の脅威が現実味を帯びている

WHO 世界的大流行の脅威が現実味を帯びている

新型コロナウイルスの感染が多くの国と地域に広がっていることを受けて、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は「パンデミックの脅威は非常に現実的になってきた」と述べた。  テドロス事務局長は9日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染の脅威がより現実味を帯びてきたという認識を示した。一方でウイルスの制御は可能だと強調している。  さらにテドロス事務局長は、政府、企業、コミュニティ、家族、個人の決断次第でウイルスの感染拡大を制御することができると強調。断固とした早期対応で、ウイルスの広がりを遅らせ、感染を抑えることができるとし、さらなる対策を求めた。  そして症例をみれば、ほとんどの感染者が回復できるとも付け加えている。  テドロス事務局長によれば、WHOはこれまでに、中国、アゼルバイジャン、韓国、サウジアラビアなどの国々から、新型ウイルスと闘うための資金として約3億米ドルの提供を受けたとした。  WHOはすでに57の国と地域に個人用のマスクなどを送っているが、さらに28の国と地域に防護用品、120の国と地域に研究用品を寄付する予定だ。

http://www.nicovideo.jp/watch/so36492751