新型コロナ感染者が再び増加の北京、海産物業者は大打撃

新型コロナ感染者が再び増加の北京、海産物業者は大打撃

6月上旬から新型コロナウイルス感染症例が再び増加している北京。輸入サーモンから新型コロナウイルスが検出されたことを受け、全国的な不買運動へと発展している。 地方当局は、地元の生鮮市場で扱われている海産物についてウイルス検査を徹底、市内のスーパーは一斉にサーモンを売り場から回収した。 生の魚介類を売りにしているレストランの多くが苦闘を強いられており、ここにきて再び客足が鈍ったあおりを受け、倒産する店も相次いでいる。 北京で居酒屋を経営する侯磊氏は、輸入サーモンの感染報告があった後、海鮮料理をすべて取りやめ、在庫も処分した。 <北京市内の秋田居酒屋経営者 侯磊氏> 「先日、在庫はすべて専門業者によって処分された。今は、生の魚介類はほとんど販売されていないので、主に牛肉、鶏肉、豚肉といった食材を使いよく加熱している。生や半熟料理は提供していない」 侯氏は4月下旬にようやく店を再開したばかりだった。5月の最終週までに、客数は前年同期の80%にまで回復していた。しかし感染症例が再び増加しはじめたため、店は2度目の打撃を受けている。 <北京市内の秋田居酒屋経営者 侯磊氏> 「今回の事態を受け、来店客数は感染症発生前の2%から5%まで落ち込んだ。客が数人しかいないこともある。この数日は少し状況が持ち直したが、まだ症例が増えているため、客数は以前の40%程度にとどまっている。 日本料理屋だけでなく、国産の海産物を含めた海産物産業は全体的に深刻な打撃を受けている。 <買い物客> 「魚介類の摂取は控えるべきだと思う。今は特殊な時期だから」 <海鮮小売店のオーナー 章羽氏> 「売上は少なくとも80%減った。北京で感染者が再び増加したと報じられた翌日から客足が途絶えた。以前は、特に休日は、店に客が入りきれないほど多く来ていたのに」

http://www.nicovideo.jp/watch/so37112126