ピックアップ:モーリシャス重油拡散防止へ 現地中国人が協力

ピックアップ:モーリシャス重油拡散防止へ 現地中国人が協力

先月26日、日本商社が運航する大型貨物船がインド洋モーリシャス島沖で座礁し、燃料の重油1000トンが流出した。燃料の流出が周辺の生態系に壊滅的な打撃をもたらし、モーリシャスの生態系にとって、史上最悪の危機になるという。また、モーリシャスのジャグナット首相は8月6日に環境緊急事態宣言を出し、国際支援を要請した。  沿岸の海は黒く濁っており、大量の油は島まで流れ着いた。当地のボランティアグループは重油まみれになりながら回収に追われている。在モーリシャス中国大使館および当地で業務を展開している中国系企業15社からのおよそ200人も、積極的にボランティア活動に参加した。  <当地に住む中国人 林海岩さん>  「これが重油だね。ここは昔カニたちの家だったのよ。あんなに走り回っていたのに。モヤモヤして辛いね。きれいにするのは何年もかかるかもね、よくわからないが。早く重油なくしたいので、みんな協力し合って頑張っている。」  ボランティアの作業は主に海岸、岩礁、マングローブなどについた油まみれの掃除に集中している。また、重油がこれ以上海岸に寄らないように、サトウキビの葉、タオルなどを利用したオイルフェンスを海に浮かべ、重油の拡散を防ぐ作業が続けられている。  <中国系企業の社員 孟祥瑞さん>  「救助隊とボランティアグループの皆さんと一緒に頑張って、できるだけのことをしている。一緒に困難を乗り越えていきたい。モーリシャスが一日でも早く元の様子に戻るように頑張る。」

http://www.nicovideo.jp/watch/so37380057