日暮れて道遠し「徒然草気まま読み」#138

日暮れて道遠し「徒然草気まま読み」#138

今回扱うのは、第百十二段。冒頭を紹介すると…明日は遠國(ゑんごく)へ赴くべしと聞かむ人に、心しづかになすべからむわざをば、人いひかけてむや。俄の大事をも營み、切(せち)に歎くこともある人は、他の事を聞き入れず、人のうれへよろこびをも問はず。問はずとてなどやと恨むる人もなし。人は世俗のことを軽視するわけにはいかないし、それから簡単に逃れることはできない。しかし、人生は短い。これでは、一生を些事に囚われて終わることになってしまう。では、どう考えればいいのか?兼好法師が我が身と人生を振り返って言っているとしか思えない、荒々しい魂の叫びを聴こう!

http://www.nicovideo.jp/watch/so38903754