3月の星空情報です。 21日に「春分」を迎え、夜の長さと昼の長さが逆転していくのが3月。日々遅くなる日の入りの後、注目したいのは西の空です。 今年に入って、夕方の空で目を引いてきた、金星と木星。二つの明るい惑星が、3月のはじめに大きく接近します。2日には、月1個分を挟むほどの間隔で並び、双眼鏡や望遠鏡の視野で同時に見ることができます。 24日の夕方には、金星に細い三日月が近づきます。夕暮れの空で美しい光景を楽しめるでしょう。 今回接近する月と金星は、九州の一部地域と沖縄では、金星食として見られます。 月が沈む直前、きわめて低空で起こるので、水平線まで見渡せる場所で観察しましょう。 〇3月の月の暦 7日:満月 15日:下弦 22日:新月 29日:上弦