ハインツ・ホリガー

フォーレ（ケクラン編）：劇音楽「ペレアスとメリザンド」抜粋（7曲）

Youtubeからの転載です（https://www.youtube.com/watch?v=FHldW7hEqLk）。
メーテルリンクの戯曲のためにフォーレが作曲した劇音楽「ペレアスとメリザンド」は彼の代表作の1つで
すが、作曲を依頼された1898年当時のフォーレはパリ音楽院の講師やマドレーヌ教会のオルガン奏者を務
めていたため多忙であり、曲を5月の1か月間で作曲した後は、弟子のシャルル・ルイ・ウジェーヌ・ケクラ
ン（1867 - 1950）に細かい指示を与えたうえで管弦楽への編曲を任せました。そうした分業により作品は6
月上旬に完成し、6月21日に初演されました。この動画は、そのケクラン編曲版から7曲を抜粋したもので
す。
その後、フォーレは劇音楽から5曲を抜粋し、ケクランのオーケストレーションに手を入れて、組曲「ペレ
アスとメリザンド」作品80としました。現在では作曲家自身が手を入れたこちらの方が演奏機会がはるかに
多く、ケクラン編曲版が顧みられることはほとんどありません。

サラ・ヴェゲナー（ソプラノ）
ハインツ・ホリガー指揮
シュトゥットガルト放送交響楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39138186

ヴェレシュ：交響曲第1番より　第1楽章「前奏曲」

Youtubeからの転載です（https://www.youtube.com/watch?v=qwvv8yW-O9I）。
1940（昭和15）年、日本政府は皇紀2600年の記念事業の一環として、海外の作曲家に奉祝曲を依頼するため、英仏独伊、そして枢軸国であったハンガリー政府に協力を要請します。これに対してハンガリー政府が選んだのが、ブダペストの民族音楽研究所でバルトークの助手を務めた経験もあった作曲家・民族音楽学者のヴェレシュ・シャーンドル（1907 - 1992）でした。彼は祝典用であることと祭典の時期から勘案して、作品を3楽章のやや小ぶりな交響曲として極めて短期間に仕上げました。これが、ヴェレシュが作曲した最初の交響曲となります。
なお、ヴェレシュは作曲家としてよりは音楽教師としての功績が大きく、リゲティ、クルターグ、ハインツ・ホリガーに作曲を教えています。このことから、近年ではハンガリーの音楽史においてバルトークとリゲティの間をつなぐ重要な存在として再評価されているほか、教え子のホリガーが彼の作品をレパートリーとしてしばしばとりあげています。
第2楽章：sm34187440
第3楽章：sm34187544

タマーシュ・パール指揮
サヴァリア交響楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm34187186

W.A.モーツァルト / オーボエ協奏曲 KV.314 より第一楽章よりカデンツァだけ吹いてみた(ジョン・デ・ランシー版)

有名なモーツァルトのオーボエ協奏曲(黒木君が吹いてた例のあれ)ですが、今回はカデンツァ部分のみを吹いてみました。
協奏曲にはだいたいソロの楽器による独奏部分があり、時代の新しい曲ほど作曲家自身が作曲したカデンツァがある場合が多いですが、古いものほど演奏者が作らなければならなかったり、他の演奏者が作ったものを拝借したり、時にはカデンツァ自体省略されたりなんてことも。
モーツァルトのオーボエ協奏曲は通常演奏者自身が作ったり、ハインツ・ホリガー氏やアルブレヒト・マイヤー氏などの有名奏者のカデンツァを使ったりなんかします。

今回はフィラデルフィア管弦楽団の首席オーボエ奏者だったジョン・デ・ランシーさんのカデンツァを耳コピして吹いてみました。
かなりマニアックですが、、それもニコ動らしいかなと。
また、カデンツァでお困りの諸兄姉方の一助となれば幸いです。
誤りがあるかもしれませんが何卒ご容赦ください。

追記(2018/12/5)
よく聴いたら案の定数か所誤りがありました。
そのうち録りなおします。

吹いてみたもの：mylist/61976177
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