キーワード 宮台真司 が含まれる動画 : 1088 件中 33 - 64 件目
種類:
- タグ
- キーワード
対象:
<マル激・前半>被災者を置き去りにした「復興災害」を繰り返さないために/山下祐介氏(東京都立大学人文社会学部教授)
東日本大震災からこの3月で13年が経つが、被災地では今、「復興災害」とも呼ぶべき課題が表面化している。
確かに、高台移転した土地が整備されたり、津波から町を護るための防潮堤が作られるなど、一見復興は順調に進んでいるかのように見える。また、復興の過程で生活を再建できた人たちも多くいる。しかし、巨額の予算をかけて高台に造られた住宅地にはいまだ空き地が広がり、海を見ることができない巨大な防潮堤は人々から震災前の暮らしを奪っている。
何より問題なのは、復興計画に被災当事者の思いが込められていないことだ。復興計画の基本方針の中には必ずといっていいほど「被災者の声を聞く」という文言が含まれているが、実際それは形だけで自分たちの意見に耳を傾けてもらえていないと感じる被災者は多い。結果的に、復興計画は失敗だったと語る被災者もいる。
他の公共事業と同様に、大規模な復興計画は一度動き出したら止めることができない。目の前で進む大規模事業を目の当たりにして、自分たちが復興の過程から排除されたと感じる被災者も多い。
災害大国の日本では、これからも大規模な災害が続くことが避けられない。当事者を排除しない復興の在り方はどうあるべきかを今、考えておかないと、能登半島地震の復興でも、またその後の災害復興でも、同じ過ちを繰り返すことになりかねない。
宮城県石巻市雄勝町では、震災前に約4,000人いた住民が1,000人しか戻ってきていない。市の雄勝支所が主導し県が協力に推し進めた高台移転と巨大防潮堤建設という復興の方針に賛同できない住民は、早々に町外に移転せざるを得なかった。津波で18時間漂流した経験を持つ、雄勝町出身の阿部晃成氏は、「震災後に雄勝を離れた人は雄勝町民と見なされなくなり、復興の当事者ではないとされた」と語る。
巨大防潮堤は国を挙げての復興政策だった。2011年4月に発足した復興構想会議では、逃げる防災・減災という考え方が原則とされたが、同時期に始まった内閣府の中央防災会議での議論は、同じ被害を二度と起こさないためにハード面をどう整備するかが議題となった。安心・安全をどう実現するかが議論の中心となり、ひとびとの暮らしや生業といった話は置き去りになった。東京都立大学教授の山下祐介氏は、国策としての巨大防潮堤や高台移転にNOを突きつけることは、津波で甚大な被害を受けた多くの市町村にはとてもできないことだったと言う。そして、それに納得できない被災者がひとたび地域を離れれば、その被災者は復興の当事者と見なされなくなってしまったのだ。
一方、同じ宮城県でも雄勝町とは異なる経緯を辿った地域もある。気仙沼市本吉町大谷地区も当初は町のシンボルでもあった砂浜を全て埋める巨大防潮堤の計画を示された。津波で多くの犠牲者を出したこの町でも被災者の意見は分かれた。しかし住民たちは、防潮堤に対する賛否をいったん横に置き、まずは住民の意見の尊重と計画の一時停止を求める署名を行った。その後、何度も繰り返し話し合いを続けた末に、最終的には計画変更が実現した。砂浜は守られ、国道をかさ上げして防潮堤を兼ねることで陸側のどこからでも海が見える形となった。
大谷里海づくり検討委員会の事務局長として当時、住民や行政との調整を中心になって進めた三浦友幸氏は、「行政の当初の計画に対して住民が具体的な対案を出すまでにはかなり時間がかかった」と、行政が提示した復興案に歯向かうことがどれほど大変だったかを語る。
一口に被災者といっても意見は多様だ。東日本大震災の被災当事者たちは、復興のためにそれぞれにまちづくりの会を作り、議論を重ね、声をあげていた。被災地に入った多くの専門家たちもそれを支援したはずだった。それでも巨額な予算と安全な国土を望む声と復興を急かす世論などに押され、一度動き出した計画は個別の被災者の思いなど受け入れる余地もないまま進んでいった。
能登半島地震から2カ月が経ち、いまだ1万7,000戸で断水が続く中、一刻も早いインフラ復旧が最優先であることは言うまでもない。しかし、避難が長期化し、住民が物理的にばらばらにならざるを得ない中で、山下氏はこのままでは再び被災者が望む形の復興につながらないことを危惧する。さらに山下氏は石川県の復興対策本部が示した「創造的復興」という言葉にも疑問を呈す。復興の過程でこれまであった課題解決も図ろうとするこの考え方の背景には、過疎地は問題だらけなので切り捨てた方が良いといった発想が見て取れると山下氏は指摘する。被災地の人口減少や高齢化と、復興は本来は直接関係ないはずだ。
東日本大震災の被災当事者のインタビューも含め、能登半島地震の復興では同じことを繰り返さないためには何が必要なのかについて、『限界集落の真実』の著者でもあり過疎地の問題に詳しい東京都立大学教授の山下祐介氏と、ジャーナリストの迫田朋子、社会学者の宮台真司が議論した。
後半はこちら→so43503183
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)
春日武彦氏出演!『自殺を深掘りする』(2023年12月20日放送・後半有料パート)ゲスト:春日武彦、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
■参考テキスト:春日武彦『自殺帳』(晶文社)
https://www.shobunsha.co.jp/?p=7809
●日時:12月20日(水)21時から生配信
●ゲスト:春日武彦(精神科医)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
春日武彦氏出演!『自殺を深掘りする』(2023年12月20日放送・前半無料パート)ゲスト:春日武彦、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
■参考テキスト:春日武彦『自殺帳』(晶文社) https://www.shobunsha.co.jp/?p=7809
●日時:12月20日(水)21時から生配信
●ゲスト:春日武彦(精神科医)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
『“ヤジと民主主義”を深掘りする』(2023年12月14日放送・後半有料パート)ゲスト:山﨑裕侍、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
2019 年 7 ⽉ 15 ⽇、安倍元⾸相の遊説中に、市⺠が政権に対するヤジを投げかけただけで警察に即座に取り囲まれ排除させられた“ヤジ排除問題”。
この問題は、今なお続いていて、排除された市⺠2⼈が原告として警察側を訴え、1審は勝訴しましたが⾼裁では判断が分かれ、双⽅が上告し裁判は続いています。
この排除問題を追った話題のドキュメンタリー映画『ヤジと民主主義』を紹介し、民主主義、表現自由、警察権力…について徹底深掘りします!
■参考テキスト:映画『ヤジと民主主義 劇場拡大版』
https://yajimin.jp/
●日時:12月14日(木)21時から生配信
●ゲスト:山﨑裕侍(映画『ヤジと民主主義』監督)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝
『“ヤジと民主主義”を深掘りする』(2023年12月14日放送・前半無料パート)ゲスト:山﨑裕侍、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
2019 年 7 ⽉ 15 ⽇、安倍元⾸相の遊説中に、市⺠が政権に対するヤジを投げかけただけで警察に即座に取り囲まれ排除させられた“ヤジ排除問題”。
この問題は、今なお続いていて、排除された市⺠2⼈が原告として警察側を訴え、1審は勝訴しましたが⾼裁では判断が分かれ、双⽅が上告し裁判は続いています。
この排除問題を追った話題のドキュメンタリー映画『ヤジと民主主義』を紹介し、民主主義、表現自由、警察権力…について徹底深掘りします!
■参考テキスト:映画『ヤジと民主主義 劇場拡大版』
https://yajimin.jp/
●日時:12月14日(木)21時から生配信
●ゲスト:山﨑裕侍(映画『ヤジと民主主義』監督)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝
宮台真司さんも森永卓郎さんも膵臓がん。今膵臓癌は増えているのか?
宮台真司さんも森永卓郎さんも膵臓がん。
今、有名人で膵臓癌になる方の報道が相次いでいます。
では、果たして今膵臓癌は増えているのでしょうか?
増えている癌なんてあるのでしょうか?
実際の統計と、臨床の肌感覚をお話します。
<マル激・後半>5金スペシャル・壊れゆく日本を生き抜くためにはホームベースが必要だ
その月の5回目の金曜日に特別企画をお送りする5金スペシャル。今回は12月17日に東京・大井町「きゅりあん」で行われた「年末恒例マル激ライブ」の模様を無料放送する。
今回のマル激ライブでは、パーティ券裏金問題を入口に、もはや日本の政治や経済、社会の底が抜けているのは明らかなのだから、日本という沈みゆく船の中で他の人たちを踏み台にしながら少しでも上に行こうとするのではなく、この船がこれ以上沈まないように何をすればいいか、そして日本を再浮上させるために自分たちに何ができるかを一緒に考えていこうではないかという議論をした。
目下、永田町を揺るがしているパーティ券裏金問題では、メディアは相変わらず検察のリーク情報を垂れ流すことで、裏金をもらっていた政治家の名前や大物政治家の逮捕はあるのかといったワイドショー仕立ての人間ドラマに世間の耳目を集めようとしている。しかし、そもそもこの問題は、パーティ券の購入を通じた派閥や政治家への寄付が、本来は20年以上も前に禁止されていたはずの企業・団体献金の抜け穴になっている点、つまり裏金ではなく表金の方により重大な問題がある。
パーティ券の購入を通じて今も事実上、億単位の企業献金が可能となっており、それが日本が過去30年にわたり有効な経済政策や産業構造や社会構造の改革を実行することができなかったことと決して無関係ではないことを、われわれは今あたらめて再確認する必要があるだろう。日本では多額のパーティ券購入という寄付によって、ビジネスモデルが陳腐化し本来であれば退場すべき生産性の低い企業や業界の利益が手厚く保護され続けてきた。逆に言えば、それがなければ本来は営利団体である企業や業界の利益を代表する業界団体が、自民党やその派閥や有力政治家に億単位の寄付を行う理由などないのだ。
結果的に1995年に1人当たりGDPで主要先進国で1位まで登りつめ、文字通り経済大国となった日本は、その後30年間、停滞に次ぐ停滞を続け、遂にはG7の最下位はおろか、今や先進国の地位からも転げ落ちようかというところまで堕ちている。本来であれば人口減少を相殺するペースで生産性を上げていかなければ経済が縮小してしまうことが自明であったにもかかわらず、先進国では日本だけが陳腐化した非効率な産業構造や人口ボーナスがあった頃の高度経済成長時代の社会構造を引きずりつづけ、30年もの長きにわたり経済成長も賃金の上昇も実現できなかった。その一方で、人口減少の原因である少子化対策も、何ら有効な手を打てていない。
ここまで沈みかけた日本という大きな船を修理し、それを再浮上させるのは容易なことではない。しかし、幸か不幸か、たまたまこのような局面で生きる希有な運命を背負った今を生きる日本人にとって、船の中で少しでもいい座席を取ろうと奮闘することが、本当に有意義な生き方と言えるだろうか。日本という国を、せめてもう少し展望を持てる国にした上で、次の世代にバトンタッチする方がよくないだろうか。
しかし、1人では長くは戦えない。戦うためには仲間が必要だ。また、発進基地であり、帰還基地となるホームベースも必要だ。いつでも帰れると思える信頼できる仲間がいてホームベースがあればこそ、ホームベースの外で存分に闘うことができる。高度経済成長期に農村共同体に取って代わる形で登場した企業共同体は、小泉改革以降の数々の新自由主義的政策によって正規と非正規労働者に分断され、もはや崩壊状態にある。結果的に大半の日本人が何の共同体にも属さない、つまりホームベースを持たない中で日々暮らしている。教会やチャリティなどの地域の共同体が伝統的に存在しない日本では、個々人が能動的に共同体を作り、自らそこに参加しようとしなければ、ホームベースを持つことはできない。しかし、自分さえその気になれば、それは十分に可能だ。
2023年最後となるマル激では、なぜ日本が壊れ続けているのか、どうすればこの沈没を反転できるか、壊れゆく社会をいかに生き抜くかなどについて、ジャーナリストの神保哲生と宮台真司が議論した。
前半はこちら→so43210941
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)
<マル激・前半>5金スペシャル・壊れゆく日本を生き抜くためにはホームベースが必要だ
その月の5回目の金曜日に特別企画をお送りする5金スペシャル。今回は12月17日に東京・大井町「きゅりあん」で行われた「年末恒例マル激ライブ」の模様を無料放送する。
今回のマル激ライブでは、パーティ券裏金問題を入口に、もはや日本の政治や経済、社会の底が抜けているのは明らかなのだから、日本という沈みゆく船の中で他の人たちを踏み台にしながら少しでも上に行こうとするのではなく、この船がこれ以上沈まないように何をすればいいか、そして日本を再浮上させるために自分たちに何ができるかを一緒に考えていこうではないかという議論をした。
目下、永田町を揺るがしているパーティ券裏金問題では、メディアは相変わらず検察のリーク情報を垂れ流すことで、裏金をもらっていた政治家の名前や大物政治家の逮捕はあるのかといったワイドショー仕立ての人間ドラマに世間の耳目を集めようとしている。しかし、そもそもこの問題は、パーティ券の購入を通じた派閥や政治家への寄付が、本来は20年以上も前に禁止されていたはずの企業・団体献金の抜け穴になっている点、つまり裏金ではなく表金の方により重大な問題がある。
パーティ券の購入を通じて今も事実上、億単位の企業献金が可能となっており、それが日本が過去30年にわたり有効な経済政策や産業構造や社会構造の改革を実行することができなかったことと決して無関係ではないことを、われわれは今あたらめて再確認する必要があるだろう。日本では多額のパーティ券購入という寄付によって、ビジネスモデルが陳腐化し本来であれば退場すべき生産性の低い企業や業界の利益が手厚く保護され続けてきた。逆に言えば、それがなければ本来は営利団体である企業や業界の利益を代表する業界団体が、自民党やその派閥や有力政治家に億単位の寄付を行う理由などないのだ。
結果的に1995年に1人当たりGDPで主要先進国で1位まで登りつめ、文字通り経済大国となった日本は、その後30年間、停滞に次ぐ停滞を続け、遂にはG7の最下位はおろか、今や先進国の地位からも転げ落ちようかというところまで堕ちている。本来であれば人口減少を相殺するペースで生産性を上げていかなければ経済が縮小してしまうことが自明であったにもかかわらず、先進国では日本だけが陳腐化した非効率な産業構造や人口ボーナスがあった頃の高度経済成長時代の社会構造を引きずりつづけ、30年もの長きにわたり経済成長も賃金の上昇も実現できなかった。その一方で、人口減少の原因である少子化対策も、何ら有効な手を打てていない。
ここまで沈みかけた日本という大きな船を修理し、それを再浮上させるのは容易なことではない。しかし、幸か不幸か、たまたまこのような局面で生きる希有な運命を背負った今を生きる日本人にとって、船の中で少しでもいい座席を取ろうと奮闘することが、本当に有意義な生き方と言えるだろうか。日本という国を、せめてもう少し展望を持てる国にした上で、次の世代にバトンタッチする方がよくないだろうか。
しかし、1人では長くは戦えない。戦うためには仲間が必要だ。また、発進基地であり、帰還基地となるホームベースも必要だ。いつでも帰れると思える信頼できる仲間がいてホームベースがあればこそ、ホームベースの外で存分に闘うことができる。高度経済成長期に農村共同体に取って代わる形で登場した企業共同体は、小泉改革以降の数々の新自由主義的政策によって正規と非正規労働者に分断され、もはや崩壊状態にある。結果的に大半の日本人が何の共同体にも属さない、つまりホームベースを持たない中で日々暮らしている。教会やチャリティなどの地域の共同体が伝統的に存在しない日本では、個々人が能動的に共同体を作り、自らそこに参加しようとしなければ、ホームベースを持つことはできない。しかし、自分さえその気になれば、それは十分に可能だ。
2023年最後となるマル激では、なぜ日本が壊れ続けているのか、どうすればこの沈没を反転できるか、壊れゆく社会をいかに生き抜くかなどについて、ジャーナリストの神保哲生と宮台真司が議論した。
後半はこちら→so43210944
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)
<ニュース・コメンタリー>裏金もさることながら表金こそが問題だ パーティ裏金疑惑で抜け落ちている重要な視点
現職議員に対する強制捜査にまで発展している自民党派閥のパーティ券裏金問題。政治資金規正法に違反して支出や収入を収支報告書に記載しないことで資金を裏金化することはもちろん大きな問題だが、世の中の目が検察の捜査に注がれる中、いくつか重要な論点が抜け落ちているのが気になる。
それは、現行の政治資金規正法では裏金もさることながら「表金」にも重大な問題があるということだ。
忘れてはならないことは、今回は政治資金収支報告書の不記載や虚偽記載が問題になっているが、そもそもパーティ券の販売でどれだけの寄付を集めようが、またその一部を政治家に還流させる、いわゆるキックバックを行おうが、その金額を収支報告書に記載さえすれば、現行法の下では何の問題もなかったということだ。
パーティ券収入というのは、早い話が企業・団体献金の抜け穴だ。20万円以上の寄付者については収支報告書への記載義務があり、1つの団体から1回のパーティあたり150万円までしか集められないという上限はあるが、これは早い話が1つ1つのコップには150万円という制限があるが、コップはいくつあっても構わないという制度なのだ。100社から150万円ずつ集めれば1億5,000万円の寄付を合法的に集められることになる。
そもそも現行の政治資金規正法が改正された時、政治家個人への企業・団体献金は禁止することが決まっていた。これはロッキード、リクルート、佐川急便、日歯連事件等々、過去の贈収賄事件がいずれも企業が有力政治家に資金を提供し、その影響力によって利益を得ようとしたものだったことへの反省の上に立っている。そして、企業・団体献金と引き換えに国民1人あたり250円、総額で300億円あまりの政党交付金が議席数に応じて毎年、各政党に支出されている。そもそも企業・団体献金はなくなっていたはずなのだ。
しかし、政治家個人への企業・団体献金は禁止されたものの、5年という待機期間が設けられたことで政治改革熱のほとぼりが冷め、政党と政党の資金団体に対する企業・団体献金は禁止されなかった。そして、パーティ券の販売という企業・団体献金の抜け穴まで作られた結果、企業・団体から政党や派閥に寄せられた寄付が合法的に政治家個人に還流されることが可能となってしまった。政党や派閥から政治家個人への寄付には事実上何の制限もないからだ。
企業・団体献金が罪深いのは、企業・団体は何のメリットもないのに政治に多額の寄付を行うわけがないため、そこには何らかの便宜供与というリターンが伴うことが前提にあるということだ。そして、その便宜供与のために日本の経済政策や産業政策が歪められることで、単に市場での競争が阻害されるだけでなく、日本の産業構造の改革が難しくなってしまう。実際に、競争力を失い市場で競争できなくなった企業や、本来は正当化できない利権を握っている団体ほど、政治の庇護を必要とすることは想像に難くないだろう。
1990年代の中庸まで日本は、国民1人あたりのGDPで世界でトップの座に君臨するなど、文字通り経済大国だった。しかし、その後、人口ボーナスの解消と呼応するかのように日本は経済力を失い、今や1人あたりGDPを始めとするあらゆる経済指標で先進国の最下位グループに沈んでいる。それもそのはずで日本は産業構造改革に根本的に失敗しているからだ。現在の日本の時価総額トップ10企業はいずれも高度成長期以前に創業された企業ばかりで、トップにGAFAMやテスラなどの新興企業がひしめき合うアメリカとは明らかな対照を成している。
検察にはぜひ裏金をしっかりと取り締まるようお願いしたいが、市民は特捜の捜査の推移を見守りつつも、この際、表金問題をきちんと制御するよう政治資金規正法やその他の法律や制度を整備するよう、政府をしっかりと監視する必要があるだろう。
また、もう1つ、現在の事件報道から抜け落ちている重要な視点が、われわれは検察のリークをあまりにも鵜呑みにしすぎてはいないかという点だ。中曽根、竹下元首相に安倍晋太郎、宮澤喜一、森喜朗など当時の大物政治家が新規で上場され値上がりが確実だとされたリクルートコスモス社株を大量に割り当てられていたリクルート事件は、大山鳴動よろしく大騒ぎした挙げ句、逮捕された政治家は藤波孝生元官房長官と公明党の池田克也衆院議員の2人だけだった。事件で名前があがったそれ以外の政治家はいずれも
検察のリークを記者クラブメディアが垂れ流したものだった。
ビデオニュース・ドットコムで毎週お送りしている「マル激トーク・オン・ディマンド」では、社会学者の宮台真司とジャーナリストの神保哲生が毎回のように、マックス・ウェーバーが説く政治と官僚のハルマゲドン(最終戦争)について言及している。その趣旨は民主政は、市民から選挙で選ばれた政治家が政府、つまり官僚をしっかりとコントロールすることによってのみ正常に機能するというもの。官僚は有権者から投票で選ばれたわけでなく、しかも常に予算の獲得と人事が最大の関心事である「現状維持の権化」であるため、必ずしも市民に沿った行動は取らないし、下手をすると暴走する危険性も内包している。しかし、選挙で選ばれた政治家が市民益を代表し、巨大な官僚機構を制御することで、市民の望む政府が実現するという考え方だ。そして、それが故に政治と官僚は絶えず両者の間で熾烈な権力闘争を繰り広げる宿命にある。
政治は選挙があるので市民の統制を受け、政治家が作る法律や制度に縛られる行政は政治家に弱い。その三つ巴の関係が民主政の適正なチェック・アンド・バランスを生む。
しかし、政治に対して行政が圧倒的に強くなればなるほど、政治は市民益から遠ざかる。昨今、日本の国会で審議され成立している法律のほとんどは閣法、つまり行政が作った法案であり、議員立法ではない。そもそも今の政治制度の下では、政治に独自の法案を作成する能力は皆無に等しい。日本の政治にはそれだけの資金もなければリソースもない。今日の日本のような行政が政治を事実上支配し、政治はそのうわ水の利益配分にあやかるくらいしか関われない現状が続く限り、決して市民に優しい政治は実現しない。そして記者クラブを通じて行政と一体化しているマスメディアが報道の大元を独占している限り、市民は行政の専横によってどれだけ市民益が損なわれているかを知ること自体が難しい。
違法行為は現に取り締まられなければならないし、裏金など言語道断であることは言うまでもない。しかし、それと同時に今回のパーティ裏金問題は、そもそも表で企業献金が放置され日本の経済・産業政策が歪められている実態や、政治と官僚の力関係という民主政における根本的な問題に目を向ける好機を与えてくれている。
そもそも政治資金規正法は第1条と第2条で、政治に対する寄付自体は制限されるべきものではなく、あくまでその実態を国民の不断の監視の下に置くことを目的としていることがはっきりと書かれている。検察のリークとそれを垂れ流す記者クラブメディアの報道に踊らされることなく、この際、市民一人ひとりがそもそも日本の政治にはどのような役割を望んでいるのか、日本の政治はどうあるべきなのか、政府の操縦桿を霞ヶ関の官僚に任せっきりで本当にいいのかなど、民主政のあり方を根本から再考すべき時が来ているのではないだろうか。
ジャーナリストの神保哲生がパーティ券裏金問題報道で抜け落ちている重要な視点についてコメントした。
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)
島田裕巳氏出演!「宗教徹底解説!そして宗教から世界を深掘りする!」」(2023年11月22日放送・後半有料パート)ゲスト:島田裕巳、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
ゲストは宗教学者・島田裕巳氏。
パレスチナ問題をはじめ、世界を読み解くには宗教を知ることが不可欠だが、日本人にとって宗教ほど知識も理解も欠如してるジャンルのはないように思います。
そこで番組では島田氏とともに
①宗教を初歩から徹底解説
↓
②宗教史ともに世界史を再把握
↓
③宗教から世界を深掘り
と、ディスカッションをしていこうと思っています。
どうぞご覧ください。
■参考テキスト:島田裕巳著『世界史が苦手な娘に宗教史を教えたら東大に合格した』(読書人)https://jinnet.dokushojin.com/products/book-9784924671584?_pos=1&_sid=aa6d85934&_ss=r
●日時:11月22日(水)21時生配信
●出演:島田裕巳(宗教学者)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
島田裕巳氏出演!「宗教徹底解説!そして宗教から世界を深掘りする!」(2023年11月22日放送・前半無料パート)ゲスト:島田裕巳、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
ゲストは宗教学者・島田裕巳氏。
パレスチナ問題をはじめ、世界を読み解くには宗教を知ることが不可欠だが、日本人にとって宗教ほど知識も理解も欠如してるジャンルのはないように思います。
そこで番組では島田氏とともに
①宗教を初歩から徹底解説
↓
②宗教史ともに世界史を再把握
↓
③宗教から世界を深掘り
と、ディスカッションをしていこうと思っています。
どうぞご覧ください。
■参考テキスト:島田裕巳著『世界史が苦手な娘に宗教史を教えたら東大に合格した』(読書人)https://jinnet.dokushojin.com/products/book-9784924671584?_pos=1&_sid=aa6d85934&_ss=r
●日時:11月22日(水)21時生配信
●出演:島田裕巳(宗教学者)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
古田徹也氏出演!『謝罪を深掘りする!』(2023年11月16日放送・前半無料パート)ゲスト:古田徹也、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
わたしたちの日常生活でも、メディアでも日々おこなわれている“謝罪”。
もちろん、誰だって謝罪をしたことも、謝罪をされたこともあるはずだ。
ただ、<謝罪とは何か?>と聞かれると、説明するのは難しい。
そもそも、わたしたちが謝罪しようとするとき、具体的にはなにをしようとしているのか?
また、相手に謝罪を要求するとき、いったい何を求め、何を願っているのか?
そんな風に謝罪について解明・深掘りすることは、自分の心情や思考を整理し、不適切な謝罪や不要な謝罪を回避できるであろうし、その場を収めるだけの上辺だけの謝罪が蔓延する現代社会にあって、現状を見直す足掛かりにもなると番組では考えている
ゲストは話題の新刊『謝罪論』の著者・古田徹也氏(東京大学大学院准教授)
謝罪について深掘りし、社会についても再考する。
◆参考テキスト:古田徹也著『謝罪論』(柏書房)https://www.kashiwashobo.co.jp/book/9784760155330
●日時:11月16日(木)21時から生配信
●ゲスト:古田徹也(倫理学者 ・哲学者)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
古田徹也氏出演!『謝罪を深掘りする!』(2023年11月16日放送・後半有料パート)ゲスト:古田徹也、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
わたしたちの日常生活でも、メディアでも日々おこなわれている“謝罪”。
もちろん、誰だって謝罪をしたことも、謝罪をされたこともあるはずだ。
ただ、<謝罪とは何か?>と聞かれると、説明するのは難しい。
そもそも、わたしたちが謝罪しようとするとき、具体的にはなにをしようとしているのか?
また、相手に謝罪を要求するとき、いったい何を求め、何を願っているのか?
そんな風に謝罪について解明・深掘りすることは、自分の心情や思考を整理し、不適切な謝罪や不要な謝罪を回避できるであろうし、その場を収めるだけの上辺だけの謝罪が蔓延する現代社会にあって、現状を見直す足掛かりにもなると番組では考えている
ゲストは話題の新刊『謝罪論』の著者・古田徹也氏(東京大学大学院准教授)
謝罪について深掘りし、社会についても再考する。
◆参考テキスト:古田徹也著『謝罪論』(柏書房)https://www.kashiwashobo.co.jp/book/9784760155330
●日時:11月16日(木)21時から生配信
●ゲスト:古田徹也(倫理学者 ・哲学者)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
深掘TV 緊急トークイベント! 『ハマス・イスラエル戦闘、ウクライナ戦争、2つの戦争を深掘りする!』
今世界で起きている2つの戦争。
ハマス・イスラエル戦闘、ウクライナ戦争を多角的な視座から深掘りします。
ゲストは政治学者・前嶋和弘氏、そして哲学者・的場昭弘氏。
アメリカ政治専門の前嶋氏からはこの2つの戦争をアメリカという視点から解説していただきます。
マルクス研究家の第一人者でもある的場氏は膨大な歴史知識からこの2つの戦争の背景を紐解いていただきます。
この2つの戦争を理解するのに不可欠のいくつかの視点のうちの2つの視点(歴史、アメリカ)からの深掘りは、世界情勢を理解する大きな手掛かりにもなると思いますし、停戦、平和を模索する上でも必要であると思っています。
このイベントの冒頭1時間をニコ生『深掘TV』でも配信します。(会員限定)
どうぞご覧くださいませ。
※全編は現地またはツイキャス配信でご覧ください。
●日時:11月2日(木)18:30開場 19:00開演・配信開始
●場所:LOFT9 Shibuya
●ゲスト:的場昭弘(哲学者) 前嶋和弘(政治学者)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝
●現地チケット:2000円+1d https://t.livepocket.jp/e/88ltl
●配信チケット:1500円 https://twitcasting.tv/loft9shibuya/shopcart/269752
臼杵陽氏出演!「イスラエル⇔ハマス戦闘=パレスチナ問題を徹底深掘り!」(2023年10月25日放送・後半有料パート)ゲスト:臼杵陽、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
ゲストに中東専門の政治学者・臼杵陽氏を迎えて徹底深掘りします。
●日時:10月25日(水) 21時から生配信
●ゲスト:臼杵陽(政治学者・日本女子大学教授)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
臼杵陽氏出演!「イスラエル⇔ハマス戦闘=パレスチナ問題を徹底深掘り!」(2023年10月25日放送・前半無料パート)ゲスト:臼杵陽、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
ゲストに中東専門の政治学者・臼杵陽氏を迎えて徹底深掘りします。
●日時:10月25日(水) 21時から生配信
●ゲスト:臼杵陽(政治学者・日本女子大学教授)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
飯田哲也氏出演!『処理水海洋放出など日本の原発政策を再検証する』(2023年10月12日放送・後半有料パート)ゲスト:飯田哲也、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
10月5日、福島第一原発では2度目となる処理水の海洋放出が開始された。
海洋放出をめぐっては、処理水に含まれるトリチウムの安全をめぐる議論も含め、いまだに評価、世論は分断したままだ。
トリチウムの危険性、海洋放出そのものの問題点、そして今春採決された原発推進に舵を切ったGX法案の内容、核のゴミ処理施設の候補地選定方法・・・など日本の原発政策に関する問題点を徹底的に検証する。
ゲストは飯田哲也氏。
●日時:10月12日(木)21時から生配信
●ゲスト:飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
飯田哲也氏出演!『処理水海洋放出など日本の原発政策を再検証する』(2023年10月12日放送・前半無料パート)ゲスト:飯田哲也、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
10月5日、福島第一原発では2度目となる処理水の海洋放出が開始された。
海洋放出をめぐっては、処理水に含まれるトリチウムの安全をめぐる議論も含め、いまだに評価、世論は分断したままだ。
トリチウムの危険性、海洋放出そのものの問題点、そして今春採決された原発推進に舵を切ったGX法案の内容、核のゴミ処理施設の候補地選定方法・・・など日本の原発政策に関する問題点を徹底的に検証する。
ゲストは飯田哲也氏。
●日時:10月12日(木)21時から生配信
●ゲスト:飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
綿野恵太氏出演!『「逆張り」を深掘りする!』』(2023年9月28日放送・後半有料パート)ゲスト:綿野恵太、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
綿野恵太氏が番組初登場。
綿野氏の話題の新刊『「逆張り」の研究」をテキストに<逆張り>について考えながら、現代社会について深掘りします!
とくに、2011年以降の社会に切り込み、その構造、仕組みに迫ります。
綿野恵太×宮台真司×ダースレイダーによる白熱の議論は必見です。
■参考テキスト:綿野恵太著『「逆張り」の研究』:https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480823830/
●日時:9月28日(木)21時から生配信
●ゲスト:綿野恵太(文筆家)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
綿野恵太氏出演!『「逆張り」を深掘りする!』』(2023年9月28日放送・前半無料パート)ゲスト:綿野恵太、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
綿野恵太氏が番組初登場。
綿野氏の話題の新刊『「逆張り」の研究」をテキストに<逆張り>について考えながら、現代社会について深掘りします!
とくに、2011年以降の社会に切り込み、その構造、仕組みに迫ります。
綿野恵太×宮台真司×ダースレイダーによる白熱の議論は必見です。
■参考テキスト:綿野恵太著『「逆張り」の研究』:https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480823830/
●日時:9月28日(木)21時から生配信
●ゲスト:綿野恵太(文筆家)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
郡司ペギオ幸夫氏出演!『創造性はどこからやってくるのか?』(2023年9月20日放送・後半有料パート)ゲスト:郡司ペギオ幸夫、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
郡司ペギオ幸夫氏が番組初登場!
郡司氏の新刊『創造性はどこからやってくるか』(ちくま新書)をテキストに郡司ペギオ幸夫×宮台真司×ダースレイダーによる白熱の議論!
近著『創造性はどこからやってくるか』では郡司氏が提唱する<天然知能><天然表現>の実践としてのアートの創造に挑み、見事の作品を産み出しています。
つまり、郡司氏が実践した方法を知れば、誰れでもアートを生み出せる!?
創作にかかわるすべての方、必見!
もちろん、創作にかかわらない方も、アート、小説、音楽…の本質に触れる大いなるヒントになるはずです。
トークは、<創造>だけにとどまらず、人工知能問題や、天然表現という視点から見た現代社会についても言及できたらと思っています。
どうぞご覧ください。
■参考テキスト:『創造性はどこからやってくるか』(ちくま新書)https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480075758/
●日時:9月20日(水)21時から生配信
●ゲスト:郡司ペギオ幸夫(理学博士)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
郡司ペギオ幸夫氏出演!『創造性はどこからやってくるのか?』(2023年9月20日放送・前半無料パート)ゲスト:郡司ペギオ幸夫、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
郡司ペギオ幸夫氏が番組初登場!
郡司氏の新刊『創造性はどこからやってくるか』(ちくま新書)をテキストに郡司ペギオ幸夫×宮台真司×ダースレイダーによる白熱の議論!
近著『創造性はどこからやってくるか』では郡司氏が提唱する<天然知能><天然表現>の実践としてのアートの創造に挑み、見事の作品を産み出しています。
つまり、郡司氏が実践した方法を知れば、誰れでもアートを生み出せる!?
創作にかかわるすべての方、必見!
もちろん、創作にかかわらない方も、アート、小説、音楽…の本質に触れる大いなるヒントになるはずです。
トークは、<創造>だけにとどまらず、人工知能問題や、天然表現という視点から見た現代社会についても言及できたらと思っています。
どうぞご覧ください。
■参考テキスト:『創造性はどこからやってくるか』(ちくま新書)https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480075758/
●日時:9月20日(水)21時から生配信
●ゲスト:郡司ペギオ幸夫(理学博士)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
<マル激・後半>5金スペシャル映画特集・映画が警告する相互不信が生む暴力
月の5回目の金曜日に神保哲生と宮台真司が特別企画を無料放送でお届けする5金スペシャル。今回も恒例となった映画特集をお送りする。
今回取り上げたのは、『福田村事件』(森達也監督)、『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』(デビッド・ミデル監督)、『サタデー・フィクション』(ロウ・イエ監督)の3作品。それに加えて、最近話題となったTBSドラマの『VIVANT』も論評した。
『福田村事件』は、関東大震災から100年の節目となる今年公開された、1923年9月6日に千葉県福田村で実際に起こった虐殺事件を描いたもので、マル激ではお馴染みのドキュメンタリスト森達也氏による初の劇映画。事件そのものは香川から来た行商人9人が村人によって虐殺された事件だが、関東大震災の混乱の中では、井戸に毒を入れたのではないかなどのデマによって数千人の朝鮮人が虐殺された。その中で、福田村のように朝鮮人と間違われて殺された日本人もいた。大震災によって秩序が崩壊した地域に住む日本人の間では、朝鮮併合以降朝鮮人たちを侮蔑し差別してきたことの仕返しに、震災の混乱の中で朝鮮人が日本人を攻撃してくるのではないかというパラノイアが蔓延したという。この映画では集団的パラノイアが暴走し始めたとき、どのような悲惨なことが起き得るかが克明に描かれている。
『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』も、実際に2011年に起きた白人警察官による黒人殺害事件を描いた作品だ。心臓病と双極性障害をもつケネス・チェンバレンは、医療用の通報装置を誤作動させてしまう。安否確認にやってきた警官に間違いだと伝えても信じてもらえず、不信感を抱いた警官がついにアパートのドアを壊してまで突入し、その勢いでケネスを射殺してしまうという悲惨な事件だ。黒人のケネスはドア越しに複数の白人警官の姿を見たとき、白人に対する不信感から何があっても彼らをアパートに入れてはならないと考えた。その一方で、黒人といえば犯罪に関わっているに違いないという先入観に強く毒されている白人警官たちは、頑なにドアを開けようとしないケネスに対して、誰か監禁しているのではないかとか、違法な物を隠し持っているのではないかといった不信感を抱く。ドア越しにお互いに対する不信感が増幅する中で、最後は警察官の実力行使が悲劇的な結末を迎える。心に闇を持つケネスが感じた恐怖と次第に行動をエスカレートさせていく警官側の行動の異常さが、息つく暇もないほどの緊迫感で描かれているが、やはりこの作品でも集団的パラノイアの怖さが強調されている。
『サタデー・フィクション』はロウ・イエによる2019年の作品。日本による真珠湾攻撃の1週間前、当時「魔都」と呼ばれた上海の外国人租界を舞台に、日本の攻撃目標を探り当てたい連合国側の諜報員と、むしろ日本がアメリカの奇襲攻撃に成功することでアメリカを戦争に引っ張り込みたい中国の国民党、共産党両政府のスパイ、そして高度な暗号を使って日本軍の計画を軍関係者に周知させようとする日本軍の情報将校との間で繰り広げられる謀略が巧みに描かれている。昔からの仲間たちがそれぞれ異なる勢力によってリクルーティングされた結果、誰が誰のために働いているのかが誰にもわからないという異常な空気感の中、お互いに対する疑心暗鬼はやはりこの映画でも悲惨な結末を迎える。女優にしてフランスのスパイ役を演じたコン・リーの熱演が光る。日本では11月3日から公開予定だ。
番組の最後に、番外編としてTBSドラマ『VIVANT』を取り上げた。ドラマでは、警視庁公安部と陸上自衛隊の秘密組織とされる「別班」が、人知れずテロから国を守るために活動しているというストーリーで、国家への忠誠心と使命感に溢れる自衛隊の別班メンバーと公安警察が歴史の裏側で大活躍をしているという設定になっている。ドラマ自体は面白く、非常に完成度も高いものだが、現実の社会では真反対のことが起きている点が少し気がかりだ。
現実の社会では、公安警察は活躍の場面がなく予算や人員を減らされることへの焦りから、中国への輸出が禁止されている機械を販売したとの嫌疑を無理やり作り上げ、大川原化工機の社長らを逮捕した。そこから先はいつもの人質司法によって被疑者を長期勾留することで無理やり自白に追い込み、実際にはありもしない事件をでっち上げようとしたが失敗。最後は起訴の取り下げに追い込まれるという醜態を演じたばかりだ。
また、一方の自衛隊は入隊希望者が集まらず定員割れが続く中、女性自衛官に対するセクハラ裁判が世間の耳目を集めるという体たらくだ。そうした現実を前に、自衛隊の秘密部隊や公安警察のエリートたちが陰ながら日本を支えているという舞台設定は、「こうであったらいいのに」という希望や期待を描いたものと見ることもできなくはないが、それにしてもあまりにも大きな現実とのギャップはブラックユーモアの感さえ否めない。むしろ日本の問題は、実際に日本が直面している問題は山積していながら、それをテーマにしたドラマがほとんど見当たらないところではないか。現実とは真反対といっていい設定のドラマが人気を博することこそが、今の日本のやばさを反映しているのかもしれない。
なお、番組冒頭では、日本代表が10月8日に決勝ラウンド進出をかけてアルゼンチンとの決戦にのぞむラグビーワールドカップの見どころと、10月1日から始まるインボイス制度の問題点についても触れた。インボイス制度については、制度の妥当性を論じる前に、まずは嘘に嘘を塗り重ねてきた消費税という制度の本質を理解することが何よりも重要なのではないだろうか。中曽根政権下の1987年、売上税とともに税額が明記された「税額票」制度の導入に失敗して以来、税額票が名前を変えただけの「インボイス」の導入は財務省にとっては36年来の野望だった。そもそも売上税を消費税と名前を変えるだけでその導入に成功し、今また税額票をインボイスと名称変更することで、制度化を強行しようとしている。制度自体に賛成でも反対でも、言霊を利用したその騙しのテクニックだけは、市民一人ひとりが正しく受け止めておく必要があるだろう。
前半はこちら→so42829655
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)
<マル激・前半>5金スペシャル映画特集・映画が警告する相互不信が生む暴力
月の5回目の金曜日に神保哲生と宮台真司が特別企画を無料放送でお届けする5金スペシャル。今回も恒例となった映画特集をお送りする。
今回取り上げたのは、『福田村事件』(森達也監督)、『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』(デビッド・ミデル監督)、『サタデー・フィクション』(ロウ・イエ監督)の3作品。それに加えて、最近話題となったTBSドラマの『VIVANT』も論評した。
『福田村事件』は、関東大震災から100年の節目となる今年公開された、1923年9月6日に千葉県福田村で実際に起こった虐殺事件を描いたもので、マル激ではお馴染みのドキュメンタリスト森達也氏による初の劇映画。事件そのものは香川から来た行商人9人が村人によって虐殺された事件だが、関東大震災の混乱の中では、井戸に毒を入れたのではないかなどのデマによって数千人の朝鮮人が虐殺された。その中で、福田村のように朝鮮人と間違われて殺された日本人もいた。大震災によって秩序が崩壊した地域に住む日本人の間では、朝鮮併合以降朝鮮人たちを侮蔑し差別してきたことの仕返しに、震災の混乱の中で朝鮮人が日本人を攻撃してくるのではないかというパラノイアが蔓延したという。この映画では集団的パラノイアが暴走し始めたとき、どのような悲惨なことが起き得るかが克明に描かれている。
『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』も、実際に2011年に起きた白人警察官による黒人殺害事件を描いた作品だ。心臓病と双極性障害をもつケネス・チェンバレンは、医療用の通報装置を誤作動させてしまう。安否確認にやってきた警官に間違いだと伝えても信じてもらえず、不信感を抱いた警官がついにアパートのドアを壊してまで突入し、その勢いでケネスを射殺してしまうという悲惨な事件だ。黒人のケネスはドア越しに複数の白人警官の姿を見たとき、白人に対する不信感から何があっても彼らをアパートに入れてはならないと考えた。その一方で、黒人といえば犯罪に関わっているに違いないという先入観に強く毒されている白人警官たちは、頑なにドアを開けようとしないケネスに対して、誰か監禁しているのではないかとか、違法な物を隠し持っているのではないかといった不信感を抱く。ドア越しにお互いに対する不信感が増幅する中で、最後は警察官の実力行使が悲劇的な結末を迎える。心に闇を持つケネスが感じた恐怖と次第に行動をエスカレートさせていく警官側の行動の異常さが、息つく暇もないほどの緊迫感で描かれているが、やはりこの作品でも集団的パラノイアの怖さが強調されている。
『サタデー・フィクション』はロウ・イエによる2019年の作品。日本による真珠湾攻撃の1週間前、当時「魔都」と呼ばれた上海の外国人租界を舞台に、日本の攻撃目標を探り当てたい連合国側の諜報員と、むしろ日本がアメリカの奇襲攻撃に成功することでアメリカを戦争に引っ張り込みたい中国の国民党、共産党両政府のスパイ、そして高度な暗号を使って日本軍の計画を軍関係者に周知させようとする日本軍の情報将校との間で繰り広げられる謀略が巧みに描かれている。昔からの仲間たちがそれぞれ異なる勢力によってリクルーティングされた結果、誰が誰のために働いているのかが誰にもわからないという異常な空気感の中、お互いに対する疑心暗鬼はやはりこの映画でも悲惨な結末を迎える。女優にしてフランスのスパイ役を演じたコン・リーの熱演が光る。日本では11月3日から公開予定だ。
番組の最後に、番外編としてTBSドラマ『VIVANT』を取り上げた。ドラマでは、警視庁公安部と陸上自衛隊の秘密組織とされる「別班」が、人知れずテロから国を守るために活動しているというストーリーで、国家への忠誠心と使命感に溢れる自衛隊の別班メンバーと公安警察が歴史の裏側で大活躍をしているという設定になっている。ドラマ自体は面白く、非常に完成度も高いものだが、現実の社会では真反対のことが起きている点が少し気がかりだ。
現実の社会では、公安警察は活躍の場面がなく予算や人員を減らされることへの焦りから、中国への輸出が禁止されている機械を販売したとの嫌疑を無理やり作り上げ、大川原化工機の社長らを逮捕した。そこから先はいつもの人質司法によって被疑者を長期勾留することで無理やり自白に追い込み、実際にはありもしない事件をでっち上げようとしたが失敗。最後は起訴の取り下げに追い込まれるという醜態を演じたばかりだ。
また、一方の自衛隊は入隊希望者が集まらず定員割れが続く中、女性自衛官に対するセクハラ裁判が世間の耳目を集めるという体たらくだ。そうした現実を前に、自衛隊の秘密部隊や公安警察のエリートたちが陰ながら日本を支えているという舞台設定は、「こうであったらいいのに」という希望や期待を描いたものと見ることもできなくはないが、それにしてもあまりにも大きな現実とのギャップはブラックユーモアの感さえ否めない。むしろ日本の問題は、実際に日本が直面している問題は山積していながら、それをテーマにしたドラマがほとんど見当たらないところではないか。現実とは真反対といっていい設定のドラマが人気を博することこそが、今の日本のやばさを反映しているのかもしれない。
なお、番組冒頭では、日本代表が10月8日に決勝ラウンド進出をかけてアルゼンチンとの決戦にのぞむラグビーワールドカップの見どころと、10月1日から始まるインボイス制度の問題点についても触れた。インボイス制度については、制度の妥当性を論じる前に、まずは嘘に嘘を塗り重ねてきた消費税という制度の本質を理解することが何よりも重要なのではないだろうか。中曽根政権下の1987年、売上税とともに税額が明記された「税額票」制度の導入に失敗して以来、税額票が名前を変えただけの「インボイス」の導入は財務省にとっては36年来の野望だった。そもそも売上税を消費税と名前を変えるだけでその導入に成功し、今また税額票をインボイスと名称変更することで、制度化を強行しようとしている。制度自体に賛成でも反対でも、言霊を利用したその騙しのテクニックだけは、市民一人ひとりが正しく受け止めておく必要があるだろう。
後半はこちら→so42829657
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)
曽我部恵一氏と語る 「創ること、生きること。」(2023年8月24日放送・後半有料パート)ゲスト:曽我部恵一、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
ゲストは曽我部恵一さん。
サニーデイ・サービス、ソロ、ROSE RECORDS主宰、俳優、50代男性、父親…。
曽我部恵一さんに迫りながら、曽我部恵一×宮台真司×ダースレイダーで、創ること、生きることについて語らう自由で詩的で哲学的な2時間。
曽我部さんの演奏も予定しています。
■参考テキスト:曽我部恵一著『いい匂いのする方へ』(光文社)
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334953577
■参考テキスト:映画『ドキュメント サニーデイ・サービス』
https://films.spaceshower.jp/sunnyday/
●日時:8月24日(木)21時から生配信
●ゲスト:曽我部恵一(ミュージシャン)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
曽我部恵一氏と語る 「創ること、生きること。」(2023年8月24日放送・前半無料パート)ゲスト:曽我部恵一、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
ゲストは曽我部恵一さん。
サニーデイ・サービス、ソロ、ROSE RECORDS主宰、俳優、50代男性、父親…。
曽我部恵一さんに迫りながら、曽我部恵一×宮台真司×ダースレイダーで、創ること、生きることについて語らう自由で詩的で哲学的な2時間。
曽我部さんの演奏も予定しています。
■参考テキスト:曽我部恵一著『いい匂いのする方へ』(光文社)
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334953577
■参考テキスト:映画『ドキュメント サニーデイ・サービス』
https://films.spaceshower.jp/sunnyday/
●日時:8月24日(木)21時から生配信
●ゲスト:曽我部恵一(ミュージシャン)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
南彰氏出演!『「シン・ちむどんどん」SPECIAL!~沖縄と民主主義~』』(2023年8月16日放送・後半有料パート)ゲスト:南彰、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
ダースレイダー・プチ鹿島氏 監督・出演のドキュメンタリー映画『シン・ちむどんどん』の公開を記念しての番組配信が決定!
ダースさん、鹿島さんの選挙ドキュメンタリー映画『劇場版 センキョナンデス』第2弾となる今作『シン・ちむどんどん』は2022年の沖縄県知事選が舞台。
その『シン・ちむどんどん』を紹介しながら、沖縄の選挙、沖縄の基地問題を通して、沖縄と民主主義について、さらに、日本の民主主義について深掘りしていきます。
ゲストは沖縄に拠点を移したジャーナリスト・南彰氏。
南彰×宮台真司×ダースレイダーによる白熱の議論、ぜひご覧ください。
映画『シン・ちむどんどん』:https://www.shin-chimudondon.com/
●日時:8月16日(水)21時から
●ゲスト:南彰(ジャーナリスト)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
南彰氏出演!『「シン・ちむどんどん」SPECIAL!~沖縄と民主主義~』(2023年8月16日放送・前半無料パート)ゲスト:南彰、出演:宮台真司・ダースレイダー、司会:ジョー横溝
ダースレイダー・プチ鹿島氏 監督・出演のドキュメンタリー映画『シン・ちむどんどん』の公開を記念しての番組配信が決定!
ダースさん、鹿島さんの選挙ドキュメンタリー映画『劇場版 センキョナンデス』第2弾となる今作『シン・ちむどんどん』は2022年の沖縄県知事選が舞台。
その『シン・ちむどんどん』を紹介しながら、沖縄の選挙、沖縄の基地問題を通して、沖縄と民主主義について、さらに、日本の民主主義について深掘りしていきます。
ゲストは沖縄に拠点を移したジャーナリスト・南彰氏。
南彰×宮台真司×ダースレイダーによる白熱の議論、ぜひご覧ください。
映画『シン・ちむどんどん』:https://www.shin-chimudondon.com/
●日時:8月16日(水)21時から
●ゲスト:南彰(ジャーナリスト)
●出演:宮台真司(社会学者) ダースレイダー(ラッパー)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
宮台真司氏、鈴木涼美氏出演!『文学・SEX・政治』(2023年8月9日放送・後半有料パート)ゲスト:宮台真司・鈴木涼美、出演:島田雅彦・白井聡、司会:ジョー横溝
今回は<エアレボ夏休みスペシャル企画>として、宮台真司さん、鈴木涼美さんのお二方をゲストにお迎えしてお送りします!
●鈴木涼美『浮き身』(新潮社)https://www.shinchosha.co.jp/book/355151/
●鈴木涼美『「AV女優」の社会学 増補新版』(青土社)http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3799
を参考テキストに、テーマ:文学・SEX・政治を語りつくします!!
この日はいつものスタジオからではなく、伊豆から配信で、出演者全員宿泊につき、時間無制限でのトークになるかも!?
宮台真司×鈴木涼美×島田雅彦×白井聡という最強の布陣での文学、SEX、政治トーク、ぜひご覧ください。
●日時:8月9日(水)21時から生配信
●ゲスト:宮台真司(社会学者) 鈴木涼美(作家)
●出演:島田雅彦(作家) 白井聡(政治学者)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
宮台真司氏、鈴木涼美氏出演!『文学・SEX・政治』(2023年8月9日放送・前半無料パート)ゲスト:宮台真司・鈴木涼美、出演:島田雅彦・白井聡、司会:ジョー横溝
今回は<エアレボ夏休みスペシャル企画>として、宮台真司さん、鈴木涼美さんのお二方をゲストにお迎えしてお送りします!
●鈴木涼美『浮き身』(新潮社)https://www.shinchosha.co.jp/book/355151/
●鈴木涼美『「AV女優」の社会学 増補新版』(青土社)http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3799
を参考テキストに、テーマ:文学・SEX・政治を語りつくします!!
この日はいつものスタジオからではなく、伊豆から配信で、出演者全員宿泊につき、時間無制限でのトークになるかも!?
宮台真司×鈴木涼美×島田雅彦×白井聡という最強の布陣での文学、SEX、政治トーク、ぜひご覧ください。
●日時:8月9日(水)21時から生配信
●ゲスト:宮台真司(社会学者) 鈴木涼美(作家)
●出演:島田雅彦(作家) 白井聡(政治学者)
●司会:ジョー横溝(『君ニ問フ』編集長)
短編講話集 2023年9月3日
百田新党、参政党とかの反ワクまじでダウン症だよね~って話。
キリスト教信者からルシファーの手先とかいうコメントが来たり。
そう話してる間にも反ワク参政党信者から「接種者なんだ~」というデマを流された。
リチャード・コシミズとかそういうもの好きな人って、都合悪いと、接種してない人にもバンバン接種者レッテルを貼って荒らしまくる。反ワクって怖いね。。反論コメントはゼロ。あいつらダウン症だよ
「朝鮮人だ~中国人だ~接種者だ~ルシファーだ~」とか、デマばかりで荒らしまくる、反枠って脳にうじの湧いたダウン症以下の奇形児しかいないね。キリスト教まじ奇形児。ゴミゴミ。
良いねすら押せない時点でゴミなのでいらないですねぇ。
最近ホントにあらしが多い。都合悪いんだね~反枠ゴミだね~ダウン症だね~。
短編講話集 2023年9月3日 キリスト教 荒らし 参政党 百田新党 clairo カート・コバーン tricot 中島美嘉 鬼束ちひろ cocco 中嶋イッキュウ 交感神経優位 ブルーライト 難聴うさぎ iphone ギター リーキーガット バイオリン チェンバロ ヴィーガン 犬 猫 ペット ヴィジュアル系 カセットテープ デモテープ 工藤静香 SONY アカペラ 切り抜きチャンネル ミサ mdeth gray'll ウクライナ ブラックメタル Këkht Aräkh 宮台真司 社会学者 反社会 ギターソロ gism 横山sakevi うさぎ 後藤まりこ シェディング まいっちんぐマチコ先生 びんぼ 字幕大王 イベルメクチン トランプ 宮沢孝幸 だいわピュアラブ イルミナティ 深田萌絵 我那覇真子 沖縄 ジャニー喜多川 不同意性交罪 性交同意 パンツ