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覚者と物理学者の対話 「真理の種子」
KB会、渡辺充さんによるクリシュナムルティとデビッド・ボームの対話録「Truth and Actuality」の
解説動画をザックリと抜粋しました。覚者と物理学者の対話「時間の終焉」→sm23064808
クリシュナムルティ 「生の書物」
「20年以上前にも私はスリランカのコロンボで講話をしたことがあります。その折カンディを訪れてブッダの歯が保存されている『歯の寺院』を見物しました。寺院に入った時はすべてが大変儀式的で荘厳でした。豪華な宝石がちりばめてある箱に歯がしまってありましたが、巨大で黄色っぽく腐蝕していました。それが本当に人間の歯なのかと怪しく思いました。馬の歯かと思うほど大きかったのです。」(「キッチン日記」より)
意識と中身 クリシュナムルティが説いたこと
宗教を否定したからクリシュナムルティは信用できる、では「無宗教」を信仰することと変わらない。「意識と中身」、「思考者と思考」、「自己イメージと世界のイメージ」、分割してるけどイメージを作り出す源泉は同じ。褒められて嬉しい時、「自己イメージ」を評価されて喜ぶのは誰?「クリシュナムルティと禅」→sm25075645
クリシュナムルティとブッディストの対話 (1978)
クリシュナムルティは仏教なのか?テーラワーダ仏教の権威、ワルポラ・ラーフラとの対話録がついに翻訳されました。ワールポラ・ラーフラ「ブッダが説いたこと」も岩波文庫から出ているので合わせて読むとより興味深いです。動画は翻訳本『ブッダとクリシュナムルティ― 人間は変われるか? ―』(P.97-100)の部分です。 そして、1980年11月にスリランカ政府から国賓として招待され、当時の首都コロンボにおいて行った全4回の講話の記録「生の書物」も出ました。続けておすすめ→「クリシュナムルティ、マインドフルネスを語る」sm26175189
クリシュナムルティ 「英知の教育」
「ただ内面世界にのみ関心を持つ人たちがいる。いわゆる『精神世界』を強調し、ますます孤立し、本質を外れて、ひとりよがりな信念、教義、幻想を追い求める。人生を内と外とに分けておいて、今度はこれらを一つに統合しようとするのだ。しかし、このやり方はよりいっそうの矛盾、葛藤に行き着くと私は思う。」
クリシュナムルティ 「英知の探求」
「みなさんが精神分析家のところへ行っても、彼らもまたフロイトやユングやアドラーたちに条件づけられていて、その条件づけに従ってみなさんを分析するのですから、彼らはみなさんを自由にさせてはくれません。分析とは行動の否定なのです。」「英知の探求」に収録された講話の一部→sm31436843
クリシュナムルティ 「人間は変われるか?」
「洞察は即座に起こるか、さもなければ起こらないままか、どちらかなのです。」 『ブッダとクリシュナムルティ 人間は変われるか?』に収録された対話の一部→sm26175189
クリシュナムルティ、ザーネン、1970
「心がはっきりと決心できなければ問題が起こる。つまり問題は『決心』です。頭脳は機械的に活動できるように、つまり問題が起こらないことを求めます。しかし、いろいろなことが起こる人生はそんなことを許しません。そこで思考は『信念』という壁を立てて抵抗し、それが問題をつくるのです。」
只管打坐とは何か
渡辺充(わたなべ・みつる)1950年東京生まれ。東京大学理学部物理学科卒。曹洞宗、原田祖岳禅師門下、佐藤正真老師より印可証明を受ける。続けておすすめ→「クリシュナムルティ、ザーネン、1979」sm25246246
クリシュナムルティにグルジェフについて聞いてみた
グルジェフに関しては結局、ウスペンスキーの本しか読んでないなぁ。「奇蹟を求めて」→sm21724990、「人間に可能な進化の心理学」→sm21432452
瞑想とは何か? 覚者と活仏の対話
[ジッドゥ・クリシュナムルティ、左]神智学協会にスカウトされ、星の教団の教祖として英才教育を受けるが、自ら教団の解散を宣言。既存の宗教や哲学によらず、精神をあらゆる条件付けから解放することを説いた。 [チョギャム・トゥルンパ、右]転生活仏として認定され、カギュ派、スルマン僧院の院長に就任。自動車事故を転機に、僧衣のかげに安住して自己の精神的安定をもとめる暮らしを放棄し俗世間に自己を投げ入れる決意をした。通訳なしで西洋人に法を説き語ることのできる最初のラマ僧だった彼は、アメリカでの人気が急上昇、 一躍、精神世界のリーダーとして注目される。1972年、サンディエゴでの対話。
クリシュナムルティ 「真理の種子」
質問者「あなたは自分の話すことが教えではないと言います。では、何のためにあなたは話すのですか?」K「質問は『なぜあなたは話すのか?』ですね。それは答えが必要ですか? あなたは道端の花に向かって『なぜおまえは咲いているんだ?』と言いますか? それはただそこにあって、あなたが見、聞き、その美を見、そしてその美を見るためにまた戻って来るだけです。それがすべてです。」
空即是色は間違い?
140224KB会より。上座部仏教と禅は近いようでいて「因果」を念頭に置くか「無分別」を念頭に置くかで噛み合わなくなってしまうんだよなぁ。続けておすすめ→「ブッダへの挑戦 8分でわかる龍樹」sm25804727
クリシュナムルティ 「思考の限界」
「『ニルヴァーナはサンサーラと何ら異ならず、サンサーラはニルヴァーナと何ら異ならない』という龍樹の偉大な言葉をクリシュナムルティに伝え、どう思うか尋ねたことがあります。しばらく沈黙した後、クリシュナムルティは聞きました。『ブッダは、そうしたことに何と言っていますか?』と。わたしは『何も』と答えました。するとクリシュナムルティは言いました。『それが正しい、そのとおりです。なぜなら、わたしは以前から、ニルヴァーナとサンサーラは同じだと明確に断定した龍樹の言明を受け入れることに疑問を持っていました』と。」(「ブッダとクリシュナムルティ」より) クリシュナムルティ「時間の終焉」→sm22423980
クリシュナムルティ、ザーネン、1976
「行為には、観念から生まれるものと、自由から生まれるものとがあります。私たちはいま、皆さんの同意や不同意ではなく、皆さんの頭脳の機敏さを必要とする何かに探りを入れつつあるのです。」
クリシュナムルティ、ザーネン、1985
ザーネンでの講話を打ち切るというKの決断は集会の終わり近くになるまで発表されなかった。集会を打ち切ろうとした理由は、九十歳になり、旅行回数を多少なりとも減らすべきだと思ったためである。ザーネン最後の集会には三千人以上の人々がテントを埋めつくした。
見聞覚知 宇宙における精神
140827KB会より。唯識が説く八識説とは、表層心→「眼耳鼻舌身」(五感)、意識(思考)と深層心→末那識(自我執着心)、阿頼耶識(根本心)の八つの識があると考える。続けておすすめ→「心理的な葛藤の根源」sm23737388
クリシュナムルティ 「自由への道」
「自分自身の活動、日常の動きを観察してみれば、自分が何をすべきか、どう行動すべきかについての観念と実際の行動がはっきりと区別されていることが見えます。その二元性が葛藤を招くのです。精神は絶えず自分に話しかけています。精神が言葉による表現に訴えないとき、生は一個の運動です。そこから全的な行為が湧き起こるのです。」(「瞑想と自然」より)
「ザーネンのクリシュナムルティ」
質問者「多くのグルが『Kと同じことを教えている』と言います。このことをどう思いますか?」K「彼らが私と比較する意図は何でしょう?便乗でしょうか。彼らの何人かと話し合いましたが、『あなたは真理を体現されているが、私たちは一般人を相手にしなければならない』『私は彼らとあなたの橋渡し役だ』など、たわごとを言って立ち去るのです。」「ザーネンのクリシュナムルティ」に収録された講話(質疑応答)の一部→sm25336998
クリシュナムルティ 「暴力からの解放」
「人は『である』という言葉に条件づけられています。その言葉は過去・現在・未来を含んでいます。あなた自身という感覚は『である』という言葉によって大きくなっています。人は『である』という言葉を持たずに生きられるでしょうか?『である』という言葉を捨てて生きることの意味を発見してください。」1980年11月にスリランカ政府から国賓として招待され、当時の首都コロンボにおいて行った全4回の講話の記録が「生の書物」というタイトルで翻訳されました。「暴力からの解放」の訳者あとがきを読んでずっと気になっていたので翻訳されて良かった。
クリシュナムルティ 「生の全変容」
「欲望を開花させることが、その欲望の終わりなのです。欲望が起こり、開花するさまを見守り、負けたり抵抗せず、起こりつつあることに注意深く気づくようにすると、やがてそれが活力を失っていくのを見られるでしょう。気づき、見守れば、そこには何の制御もないのです。」
クリシュナムルティ 「生と覚醒のコメンタリー2」
なぜ「何もしない」ことが問題解決なのか。クリシュナムルティの「わからなさ」と只管打坐の「わからなさ」がシンクロする→「只管打坐とは何か」sm27508831
クリシュナムルティ、マインドフルネスを語る
クリシュナムルティは仏教なのか?テーラワーダ仏教の権威、ワルポラ・ラーフラとの対話録がついに翻訳されました。動画は翻訳本「ブッダとクリシュナムルティ― 人間は変われるか? ―」(P.249-263)の部分です。ワールポラ・ラーフラ「ブッダが説いたこと」も岩波文庫から出ているので合わせておすすめです。これ見てると「ブッダとクリシュナムルティ」のDVD版も欲しくなるなぁ。「クリシュナムルティ、瞑想を語る」→sm25116373
クリシュナムルティ 「未来の生」
「あなたは『まさにその通りです。それは仏陀によって言われたことに似ています。』と言い、自分の問題を解決したと考えます。しかし重要なことはすべての権威をかなぐり捨てて、探究し、見出すことであって、比較することではないのです。比較は権威の崇拝であり、目覚めていない精神の性質なのです。」
クリシュナムルティ 「静けさの発見」
「お尋ねしてよろしければ、私が悟ったということを、あなたはどのようにして知るのでしょうか。その経験の理解を持つには、あなたもまた経験しなければなりません。さらに、私が悟ったか否か、それが何事であるというのでしょうか。たとえ私が悟っていないとしても、私は真理を語っていないでしょうか。誰が悟っているかということは全く重要ではないのです。」
クリシュナムルティ 「智恵からの創造」
重要なことは、問題の解決への探求ではなく、問題を理解することです。「私は何をすべきでしょうか」と質問した瞬間、あなたはすでに、あなたを分割することになる思考の体系に入ったのではないでしょうか。そのときあなたは一つの体系を持ち、私はもうひとつの体系を持つのです。私たちは体系・体制を持っているかぎり、人々に関心がありません。これの重要性を見てください。ただ人間だけがあるのです。
一夜賢者経
「心理的な意味での時間をなくしたいのです。私は瞑想という言葉を、意識的に何かになろう、ある段階に到達しようとする感覚が微塵もない状態、という意味で使っています」(クリシュナムルティ) 「時間は存在しているかのように見え、人々の人生を支配しています。あなたの中には時間が重要なものでなくなる、という意識状態はありますか?」(エックハルト・トール)
クリシュナムルティ 「伝統と革命」
質問者「あなたの教えや著作は変化をもたらしましたか?」K「たぶん何人かには。この種のことがらに空腹の人はごくわずかです。仏陀は四十年間説法したとされていますが、真に理解した人はモッガラーナとサーリプッタだけでした。」(クリシュナムルティ対談集「私は何も信じない」より)クリシュナムルティを読むと、仏典や仏教書を改めて読み返したくなる。
クリシュナムルティ、ザーネン、1979
「その年はテントの中で騒ぎがあった。聴衆の中の三人がKに無礼な振舞いをし、彼は『秘密を公開すべき』なのに、隠しているとは何事だとつめ寄ったのである。その間中、Kは非常に冷静で、騒ぎがおさまるのを静かに待っているだけであった。」(「クリシュナムルティ・実践の時代」より)続けておすすめ→「クリシュナムルティと禅」sm25075645
クリシュナムルティ 「明日が変わるとき」
「実験していただけるでしょうか。私が質問しても、答えを見つけようとしないでください。問いを理解したのかを見出してください。なぜなら、問い自体が答えを含んでいるからです。あなたがそれを花開かせるならです。真理にはそれ自体の力があります。それを放っておくならば、です。考案すべては知識に基づき、必然的に制限されるのです。」K愛読者は善勇猛般若経おすすめです。