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ニコ生マクガイヤーゼミ 第15回 延長戦「今だから復讐したい『ジャンゴ 繋がれざる者』とタランティーノ映画」
いよいよ本題『ジャンゴ 繋がれざる者』はなぜタランティーノ最高傑作なのか!!
マカロニウエスタンや西部劇を元に、その魅力を解説!!
新作『ヘイトフル・エイト』についてもネタバレなしで語ります。
今回のレジュメ
●最低限必要な知識について
・西部劇とマカロニウエスタンの違い、フランコ政権下のスペイン、物価の安さ
・『用心棒』と『荒野の用心棒』
・「ジャンゴ」と『続荒野の用心棒』、フランクネロ
・黒人奴隷制度と映画の中での扱い
・『マンディンゴ』と『残酷大陸（イタリア映画、世界初の黒人奴隷制度糾弾映画にしてモンド映画）』
・『リンカーン』とアカデミー賞を争った意味
・マカロニウエスタンとブラックスプロイテーションの共通点
・メルセデスと白い手袋の意味
・ディカプリオの手から血出す演技
・最大の悪役、サミュエル（スティーブン）
・言葉を手に入れたジャンゴ
・小ネタ
フィラデルフィアとロッキー
音楽
レギュレイターズでかかるレクイエムもバトロワから
Ive got name（この時代にハイウェイなんて無いよ！）
「繋がれざる者 (ザ・ペイバック（英語版）/アンタッチャブル（英語版）)」 ジェームス・ブラウン & 2パック
・何故タランティーノ最高傑作なのか？
初のビルドゥングス・ロマン（トゥルー・ロマンスを除外すれば）
・スパイク・リーの批判
黒人差別を娯楽ネタにしないで欲しい→そこがいいんじゃない！
本来ならば、キング牧師のように、暴力には非暴力で対抗すべき
でも、映画において暴力は快楽→『イングロ』と同じく映画賛美
タランティーノ流のポストモダンの文脈
○問題作『ヘイトフル・エイト』
70ミリなのに密室
山小屋がアメリカ
構造はレザボアドッグス、テーマはレーススプロイテーション
西部劇＋ブラックスプロイテーション
イラク戦争後のアメリカ＋女性嫌悪？
リンカーンの手紙の意味
お手伝いは、世界一チャーミングな書籍編集者のしまさんです。
◆出演 Dr.マクガイヤー
「ゲロとレイプがある映画は傑作である」と言い切るアラフォーオタク。 ボンクラ映画をこよなく愛する正体不明の冒険野郎。番組中の白衣は自前だ。
番組が気になった人はブログを訪れてみてもらいたい。きっと目眩がすることでしょう。
ブログ ⇒ http://d.hatena.ne.jp/macgyer/
Twitter ⇒ https://twitter.com/AngusMacgyer
ご意見・ご質問 ⇒ http://ch.nicovideo.jp/macgyer/letter
2016年3月5日収録
800 balas
「マカロニ・ウエスタン８００発の銃弾」よりガンマンvs機動隊の攻防戦 サンチョ・グラシア 監督: アレックス・デ・ラ・イグレシア 現代劇ですが、テイストは出来のいいマカロニウエスタン。そして、描くタッチこそ違え、主人公の生き様はペキンパー作品（バイオレンスの巨匠の方ではない彼の作品群ですが）に通ずるかと よければこちらもどうぞ sm10567921
Un esercito di cinque uomini
「五人の軍隊」監督：ドン・テイラー 出演：ピーター・グレイブス 丹波哲郎 バッド・スペンサー ニーノ・カステルヌオーヴォ ジェームズ・ダリー アンドレア・ジョルダーノ 脚本：ダリオ・アルジェント 撮影：エンツォ・バルボーニ オーガスタス大佐（ジェームス・ダリー）のポーカーの相手をしているのがテイラー監督のようです サムライが剣の腕を披露sm16207020 丹波さんのマラソン・シーンはいずれまた エンニオ・モリコーネ マカロニウエスタン
ミスター・ノーボディ 伝説のガンマン ジャック・ボーレガード VS ワイルドバンチ150人 吹替版
西部開拓時代が終焉を迎えようとしていた1899年。伝説のガンマン ジャック・ボーレガード VS ワイルドバンチ150人。
吹替の音源はこちらから拝借。https://youtu.be/FNEKgV7ezPo
映画『続・夕陽のガンマン』 メイン・タイトル「トリオ」 Full
Ennio Morricone - The Trio (IL Triello)Main Title 映画:原題:『 IL Buono, IL Brutto, IL Cattivo 』英題: 『 The Good, The Bad And The Ugly 』 のメイン・タイトル曲。曲のフルが無いようなのでOST音源で作ってみた。このシーンも名場面そしてエンニョ・モリコーネの名曲中の名曲。
Buon funerale amigos... Paga Sartana
「良い葬式を…サルタナが支払う」 監督：ジュリアーノ・カルニメオ 主演：ジャンニ・ガルコ ダニエラ・ジョルダーノ 音楽：ブルーノ・ニコライ 荒野のドラゴンの音楽はこの作品からの流用です マカロニウエスタン
Doc West
ドク・ウエスト テレンス・ヒル マカロニウエスタン全盛期のドギツさは全く！ありません マカロニ以降ハリウッドが変な方向にシフトしていったらイタリアはこんな西部劇をつくっていました 続編の「trigｇer man」はいずれ改めて 予告編 sm9715191
L'uomo, l'orgoglio, la vendetta
裏切りの荒野 ドイツ語版予告編 フランコ・ネロ クラウス・キンスキー ティナ・オーモン マカロニウエスタンに分類されるけど、主人公は”ドン・ホセ” ヒロインはジプシーのダンサー”カルメン” 舞台はスペイン、オペラの方ではなくメリメの原作の「カルメン」の映画化で、西部劇風であっても西部劇とは何の関係もないのです 音楽：カルロ・ルスティケリ 指揮：ブルーノ・ニコライ
My Name is Pecos
復讐の用心棒 出演 ロバート・ウッズ／ノーマン・クラーク／ルチア・モドゥーニョ／ルイス・カッセル／クリスティーネ・ジョサニ／ジュリアン・ラファーティ マカロニウエスタン
c'era una volta il west
「ウエスタン」ＥＤ 途中から”シャイアンのテーマ”に変わるバージョンではなく最後までエッダのヴォーカリーズが流れます モリコーネの作品についてメディアなどではトランペットや男声コーラスが特徴の様に取り上げられがちですが、男声コーラス＆トランペットはむしろディミトリー・ティオムキン。特にトランペットは「リオ・ブラボー」の”皆殺しの唄”に止めを指します。モリコーネの独自性はエッダ・デル・オルソやクリスティーなどの女声を前面に押し出した曲作り それにしても西部劇音楽の２大巨匠が元々ハリウッドとは関係ない人（ティオムキンは旧ソ連、ウクライナからの亡命）とは皮肉です マカロニウエスタン
Johnny Yuma
「皆殺し無頼」ＯＰ 監督：ロモロ・グエリエリ 出演：マーク・ダモン ローレンス・ドブキン ロザルバ・ネリ 音楽：ノラ・オルランディ 編曲：ロビー・ポイテヴィン 歌：ワイルダー・ブラザーズ 日本ヘラルド配給の”無頼シリーズ”残るは「拳銃無頼」「黄金無頼」だけ？「黄金無頼」は誰か上げてたかな… マカロニウエスタン
Viva la muerte...tua
「新・脱獄の用心棒」イタリア版予告編 監督：ドゥチオ・テッサリ 出演：フランコ・ネロ イライ・ウォラック リン・レッドグレーブ 音楽：ジャンニ・フェリオ マカロニウエスタン ＢＧＭがチプリアーニの"Stranger return"に差し替えられてますｗｗｗ リンはネロの元嫁ヴァネッサの妹
La Spina Dorsale Del Diavolo
デザーター／特攻騎兵隊 一応イタリア映画なのでマカロニウエスタンかな？ スタッフ、キャスト含めてイタリアの匂いがするのはプロデューサーのラウレンティスと音楽のピッチオーニくらい なお、Ｂ・ケネディと共同監督のニスカ・フィルゴツィはボスニア・ヘルツェゴビナ、主演のベキム・フェミューはクロアチア出身 ドイツ語版ＯＰ sm15601998
