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<マル激・前半>裏金が作り放題の政治資金規正法の大穴を埋めなければならない /上脇博之氏(神戸学院大学法学部教授)、郷原信郎氏(弁護士、元検事)
政界を揺るがしてきた一連の裏金疑獄は、これから最も重要な局面を迎える。そもそも不正を引き起こした法律上、制度上の原因を探り、必要となる法改正をめぐる議論が国会で始まったからだ。
今回の裏金問題は元々、神戸学院大学の上脇博之教授が赤旗の取材を受けた際に、自民党の各派閥が政治資金パーティの収入を正しく報告書に記載していないことを知り、自らも調査を発展させた上で刑事告発したことが全ての発端だった。東京地検特捜部が捜査に着手すると、単なる派閥によるパーティ券収入の不記載や虚偽記載にとどまらず、多額の裏金が議員に還流されていたことがわかり、一大スキャンダルに発展していった。
その上脇氏は、現行の政治資金規正法に基づいて政治家や派閥、政党、政治団体などが提出している政治資金収支報告書は、その中身をチェックすることがとても困難なことを、自らの経験に基づいて強調する。総数にして数百万ページはあろうかという収支報告書はウェブ上で閲覧が可能になっているが、一つ一つのページがデータ化されていないPDF形式で公開されているため、検索をかけたりソート(並び替え)などができない。驚いたことに現行制度の下では、政治資金規正法が守られているかどうかをチェックするためには、数十万から数百万ページはある報告書を一枚ずつ手繰っていくしかないのだ。
上脇氏は膨大な時間をかけて、報道などで各派閥のパーティ券を大量に買っていそうな政治団体の支出と、パーティ券を売っている派閥の収入を突き合わせることで、辛うじて4,000万円あまりの記載漏れがあることを突き止め、これが今回の刑事告発につながった。しかし、赤旗による地道な調査報道と上脇氏による刑事告発がなければ、今も当たり前のように還流や裏金作りが粛々と行われていたことになる。実際、パーティ券の売り上げの還流による裏金作りは少なくとも2005年には始まっていたことが、共同通信によって報道されている。
また、収支報告書は監督する権限を与えられた省庁や第三者機関が存在しないため、実際は報告内容が正確かどうかを誰もチェックしていない状態にあるというのも驚きだ。法律に基づいてどんな規制が設けられていようが、更にその規制をどれだけ強化しようが、最終的にそれが遵守されているかどうかを誰もチェックしていないし、したくてもそれが物理的に困難ということでは、そのような法律は法の体を成していないと言わざるを得ない。これは「ザル法」だとか「抜け穴」だとか以前の問題だ。
他にも現行の政治資金規正法に基づく制度の中で、「最低でもこれだけは変えなければならない」ことを列挙したものが、上脇氏が理事を務める公益財団法人政治資金センターとビデオニュース・ドットコムの人気番組『ディスクロージャー・アンド・ディスカバリー』の司会を務める三木由希子が理事長を務める情報公開クリアリングハウスから「政治にかかわる資金の透明性確保を求める意見書」という形で公開されているが、その内容を見ると、これまで政治資金規正法がいかにザル法だったかを痛感せずにはいられない。
その上で、政治資金の野放図な実態を熟知している上脇氏は、事実上の企業・団体献金の抜け穴となっている政治資金パーティも禁止すべきだし、政党交付金も廃止すべきだと主張する。企業・団体献金そのものには賛否両論があるが、上脇氏が問題にするのは、企業は政治資金収支報告書の提出義務がないため、受け取った派閥や政治団体側が正直にパーティ券収入を報告しない限り、その実態を知る術がないことだ。どこかの企業が記載義務が生じる20万円以上のパーティ券を買っていても、あるいは150万円の上限を超えて購入していても、受け取った側がそれを記載せずにすべて裏金に回していても誰にもわからないことになる。
また政党交付金については、そもそも政治資金の規律を全く守れない政党や政治家に100億円単位の交付金を渡すことは、「盗人に追い銭」であり「依存症患者に麻薬を渡すようなもの」に他ならないからだ。
検事時代に政治家の裏金問題を捜査した経験を持つ弁護士の郷原信郎氏は、今回有権者の期待とは裏腹に裏金を貰っていた議員の摘発が3人にとどまった理由を、「政治資金規正法の真ん中に空いた大穴のため」と説明する。複数の政治団体を持っている政治家が、裏金をどの団体に入れたのかを明確にしない限り、検察は「起訴状が書けない」という刑事訴訟法上の問題が生じる。そのため政治家が政治資金の受け皿として使える団体を一つに限定するなどの法改正が必須だと指摘する。
国会では政治資金規正法の改正案の審議が始まろうとしているが、これまで与党側が出してきた改革案はあまりにもいい加減なものばかりだ。有権者がよほどしっかりしなければ、「私たちはこれからも裏金作りに勤しみます」と宣言されているような改革案でお茶を濁されて終わってしまいかねない。
政治資金規正法はその第一条で、政治を国民の「不断の監視と批判の下」に置くことがその目的であると宣言しているが、上脇氏や郷原氏が提唱する法律の改正案はいずれもそれを実現するためには不可欠なものばかりだ。現行の法律は不断の監視はおろか、まったく監視ができない代物になっている以上、抜本的な改正が待ったなしだ。一刻も早く「金のための政治」を終わらせ、国民のために働く政治を取り戻すためには、有権者のわれわれ一人ひとりが、まずは現行制度の問題点を知ることで、デタラメな改革案に騙されないようにすることではないか。
今回の自民党裏金問題の発端となった告発をした上脇氏と、弁護士の郷原氏、ジャーナリストの神保哲生、社会学者の宮台真司が、日本の政治に先進国として当たり前の透明性を持たせるために最低限必要となる施策とは何かを議論した。
後半はこちら→so43683908
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)
<マル激・後半>裏金が作り放題の政治資金規正法の大穴を埋めなければならない /上脇博之氏(神戸学院大学法学部教授)、郷原信郎氏(弁護士、元検事)
政界を揺るがしてきた一連の裏金疑獄は、これから最も重要な局面を迎える。そもそも不正を引き起こした法律上、制度上の原因を探り、必要となる法改正をめぐる議論が国会で始まったからだ。
今回の裏金問題は元々、神戸学院大学の上脇博之教授が赤旗の取材を受けた際に、自民党の各派閥が政治資金パーティの収入を正しく報告書に記載していないことを知り、自らも調査を発展させた上で刑事告発したことが全ての発端だった。東京地検特捜部が捜査に着手すると、単なる派閥によるパーティ券収入の不記載や虚偽記載にとどまらず、多額の裏金が議員に還流されていたことがわかり、一大スキャンダルに発展していった。
その上脇氏は、現行の政治資金規正法に基づいて政治家や派閥、政党、政治団体などが提出している政治資金収支報告書は、その中身をチェックすることがとても困難なことを、自らの経験に基づいて強調する。総数にして数百万ページはあろうかという収支報告書はウェブ上で閲覧が可能になっているが、一つ一つのページがデータ化されていないPDF形式で公開されているため、検索をかけたりソート(並び替え)などができない。驚いたことに現行制度の下では、政治資金規正法が守られているかどうかをチェックするためには、数十万から数百万ページはある報告書を一枚ずつ手繰っていくしかないのだ。
上脇氏は膨大な時間をかけて、報道などで各派閥のパーティ券を大量に買っていそうな政治団体の支出と、パーティ券を売っている派閥の収入を突き合わせることで、辛うじて4,000万円あまりの記載漏れがあることを突き止め、これが今回の刑事告発につながった。しかし、赤旗による地道な調査報道と上脇氏による刑事告発がなければ、今も当たり前のように還流や裏金作りが粛々と行われていたことになる。実際、パーティ券の売り上げの還流による裏金作りは少なくとも2005年には始まっていたことが、共同通信によって報道されている。
また、収支報告書は監督する権限を与えられた省庁や第三者機関が存在しないため、実際は報告内容が正確かどうかを誰もチェックしていない状態にあるというのも驚きだ。法律に基づいてどんな規制が設けられていようが、更にその規制をどれだけ強化しようが、最終的にそれが遵守されているかどうかを誰もチェックしていないし、したくてもそれが物理的に困難ということでは、そのような法律は法の体を成していないと言わざるを得ない。これは「ザル法」だとか「抜け穴」だとか以前の問題だ。
他にも現行の政治資金規正法に基づく制度の中で、「最低でもこれだけは変えなければならない」ことを列挙したものが、上脇氏が理事を務める公益財団法人政治資金センターとビデオニュース・ドットコムの人気番組『ディスクロージャー・アンド・ディスカバリー』の司会を務める三木由希子が理事長を務める情報公開クリアリングハウスから「政治にかかわる資金の透明性確保を求める意見書」という形で公開されているが、その内容を見ると、これまで政治資金規正法がいかにザル法だったかを痛感せずにはいられない。
その上で、政治資金の野放図な実態を熟知している上脇氏は、事実上の企業・団体献金の抜け穴となっている政治資金パーティも禁止すべきだし、政党交付金も廃止すべきだと主張する。企業・団体献金そのものには賛否両論があるが、上脇氏が問題にするのは、企業は政治資金収支報告書の提出義務がないため、受け取った派閥や政治団体側が正直にパーティ券収入を報告しない限り、その実態を知る術がないことだ。どこかの企業が記載義務が生じる20万円以上のパーティ券を買っていても、あるいは150万円の上限を超えて購入していても、受け取った側がそれを記載せずにすべて裏金に回していても誰にもわからないことになる。
また政党交付金については、そもそも政治資金の規律を全く守れない政党や政治家に100億円単位の交付金を渡すことは、「盗人に追い銭」であり「依存症患者に麻薬を渡すようなもの」に他ならないからだ。
検事時代に政治家の裏金問題を捜査した経験を持つ弁護士の郷原信郎氏は、今回有権者の期待とは裏腹に裏金を貰っていた議員の摘発が3人にとどまった理由を、「政治資金規正法の真ん中に空いた大穴のため」と説明する。複数の政治団体を持っている政治家が、裏金をどの団体に入れたのかを明確にしない限り、検察は「起訴状が書けない」という刑事訴訟法上の問題が生じる。そのため政治家が政治資金の受け皿として使える団体を一つに限定するなどの法改正が必須だと指摘する。
国会では政治資金規正法の改正案の審議が始まろうとしているが、これまで与党側が出してきた改革案はあまりにもいい加減なものばかりだ。有権者がよほどしっかりしなければ、「私たちはこれからも裏金作りに勤しみます」と宣言されているような改革案でお茶を濁されて終わってしまいかねない。
政治資金規正法はその第一条で、政治を国民の「不断の監視と批判の下」に置くことがその目的であると宣言しているが、上脇氏や郷原氏が提唱する法律の改正案はいずれもそれを実現するためには不可欠なものばかりだ。現行の法律は不断の監視はおろか、まったく監視ができない代物になっている以上、抜本的な改正が待ったなしだ。一刻も早く「金のための政治」を終わらせ、国民のために働く政治を取り戻すためには、有権者のわれわれ一人ひとりが、まずは現行制度の問題点を知ることで、デタラメな改革案に騙されないようにすることではないか。
今回の自民党裏金問題の発端となった告発をした上脇氏と、弁護士の郷原氏、ジャーナリストの神保哲生、社会学者の宮台真司が、日本の政治に先進国として当たり前の透明性を持たせるために最低限必要となる施策とは何かを議論した。
前半はこちら→so43684512
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)
丸川珠代参議院議員等の政治資金規正法違反の告発(上脇教授・郷原弁護士)、本丸、本筋へ。 原口一博 2024-04-01
原口一博氏のYoutube動画に同時配信のニコ生のコメントを載せた動画を作っています
[放送URL] lv344784322
https://www.youtube.com/watch?v=I-ExfRBDNWQ
https://twitter.com/kharaguchi/status/1774536179515564342 Xスペース
⏩#クリックで指定の時間に飛べます
#3:37 【丸川珠代参議院議員等の政治資金規正法違反の告発についてオンライン会見】
郷原信郎の「日本の権力を斬る!」#320
https://twitter.com/kharaguchi/status/1774259964644896881
https://www.youtube.com/watch?v=mWwlESTRI7s
#34:49 川内博史 私たちが知りたいのは「自民党が、どう認定するか」ではなく「事実」である。
https://twitter.com/kawauchihiroshi/status/1773933219668488618
https://www.tokyo-np.co.jp/article/318197
政治資金収支報告書作成を軽視して秘書任せにしている証拠では?法改正に逃してどうする。 郷原信郎さんの指摘「連座制導入は民主主義への脅威」に他ならない」を考えよ‼️ 原口一博 2024-02-06
youtubeと同時配信のニコ生のコメントを抽出し動画に載せています
[放送URL]lv344248440
https://www.youtube.com/watch?v=Wdf1PkCLAqA
#2:14 https://twitter.com/kharaguchi/status/1754697658277715975
虎ノ門ニュース・上念司VS元検察・郷原信郎を勝手に対決させてみた。 ゴーンの追証(追加担保)逃れはアウトだぞ|みやわきチャンネル(仮)#417Restart275
経済評論家・上念司さんと、元検察郷原信郎さんを、勝手に対決させてみた。
カルロス・ゴーンさんの追証(追加担保)逃れはアウトだぞ。
0:10 暴走検察の上等な生け贄「ゴーン」
2:30 ゴーンを無罪と指摘する郷原らの4点
4:36 ゴーンマネロンと上念喝破。金子の珍説とは
9:00 フランスどころかアメリカもゴーンを…
9:17 会計も投資もゴーン流は全部アウトだよ
14:42 今回のワンコ「遠くを」
みやわきチャンネル(仮)#417Restart275
(旧・マスコミでは言えないこと)
オリジナル2019年4月11日配信
番組の最後に「柴犬」のコーナーがあります。
今回のワンコ「遠くを」
■わんこ総集編はこちらから!
何かあっても大丈夫、のはず。仮にこの「ワンコチャンネル」になにかあれば・・・オッス、○○と。
今回のワンコ総集編〜さくら&大地〜
https://www.youtube.com/channel/UChwY...
■ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/user/13610165
■FRESH LIVE
https://freshlive.tv/miyawaki-ch
■FC2動画
https://video.fc2.com/account/16696711
■YouTube(理不尽に消えることあり)
https://www.youtube.com/c/AtsushiMiyawaki
■いつ「消える」かわかりません。
そこでオフィシャルサイトで「非常用連絡先」をご確認ください。
「みやチャン(仮)」公式サイト「MiyawakiNewsNetwork」
http://www.miyawakiatsushi.net
■理不尽に消えたとき、以下で情報配信しております。ぜひ、ご登録ください。
■ツイッター
https://twitter.com/miyawakiatsushi
■Facebook
https://www.facebook.com/miyawakiatsushi
BPO「ニュース女子に対する意見」と「TBS不二家報道に対する見解」比較01
BPOのニュース女子に対する指摘が「TBSの不二家捏造報道」の時の見解とあまりに乖離しているように思えましたので比較動画を作成しました。両事例BPOの意見書を元に作成したのですがそもそもどちらの件もBPOは枝葉末節でしか審理しておらず単純な比較が難しいと感じました。BPOは両事件事の本質を何一つ論じておらず、特にTBSについては擁護、MXについては批判的な内容に思えます。 センスの悪い動画申し訳ありません。暇があったら第二段に行きたいと思います。TBSによる不二家捏造報道について http://www18.atwiki.jp/nihonnkiki/pages/31.html TBS『みのもんたの朝ズバッ!』不二家関連の2番組に関する見解 2007年8月6日放送倫理検証委員会決定 第1号 https://www.bpo.gr.jp/wordpress/wp-content/themes/codex/pdf/kensyo/determination/2007/01/dec/0.pdf
【週刊文春・新潮】検察審査会が動き出す 安倍総理ベッタリ記者 2017.06.01
◎週刊新潮
「検察審査会がついに動き出す 安倍総理ベッタリ記者の準強姦」
◎週刊文春
「前川前事務次官が語る『圧力』」
「出会い系バー相手女性が告白」
ラジオ おはよう寺ちゃん活動中 週刊新潮 おはようコロンブス 週刊文春 おはよう大発見
<ニュース・コメンタリー>国民の財産を預かる年金機構には外部監視の目が不可欠だ/郷原信郎氏(弁護士・元年金業務監視委員会委員長)
日本年金機構のコンピューターネットワークがウイルスに感染し、125万件にのぼる年金加入者や受給者の個人情報が外部に流出したことを受けて、昨年3月末まで総務省の年金業務監視委員会の委員長を務めた郷原信郎弁護士は、国民の財産を預かる年金機構には外部監視の目が不可欠であることがあらためて明らかになったと語る。
今回も職員のパソコンに届いたメールを通じて組織内のネットワークがウイルス感染したという事案だが、機構側から不信なメールは開けないよう指示が出ていながら、その指示が徹底されていなかったために、複数の職員がメールを開き、感染していたという。また、社会保険ネットワークから個人情報をコピーして持ち出す場合は必ずパスワードをかける決まりになっていたのに、ほとんどのファイルにパスワードがかかっていなかったという。
民主党政権下で総務省に設置された年金業務監視委員会の委員長として日本年金機構や厚労省年金局の年金業務を監視してきた郷原氏は、昨年3月の任期をもって監視委員会が廃止となった際に、「年金業務を監視する機関が必要」との意見書を総務大臣に提出している。しかし、新藤総務大臣(当時)は、厚労省が独自に監視すれば十分と、これに取り合わなかった。
しかし、今回の情報流出事件で、年金監視機構は内部のガバナンスに問題があり、厚労省には年金機構を監視する能力が欠けていることがあらためて明らかになったと郷原氏は言う。 ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が郷原氏に聞いた。
<ニュース・コメンタリー>美濃加茂市長収賄事件・何の証拠もない事件でも無罪を勝ち取るのは容易ではなかった/郷原信郎氏(弁護士)
「被告人を無罪とします」
3月5日午後2時、名古屋城にほど近い名古屋地裁の2号法廷で鵜飼祐充裁判長から藤井浩人美濃加茂市長に対して、「無罪」が言い渡された瞬間、法廷内を一瞬、静寂が襲った。公判をフォローしてきた関係者の間では無罪を予想する向きが多かったが、それでも実際に現職首長を逮捕し、62日間にもわたり勾留した汚職事件で、本当に無罪判決が言い渡されるかどうかについては、「何があっても不思議ではない感」がぎりぎりまで法廷を覆っていた。…
これはいずれも藤井氏が希に見る幸運の持ち主だったことを示している。報道レベルでは無罪判決が当然のような論評もあるようだが、実際はこうした幸運がなければ、藤井氏が無罪を勝ち取ることができたかどうかはわからない。少なくとも裁判所が無罪判決を書くことを、より強く躊躇したことは間違いないだろう。
また、この事件では首長としては日本最年少となる30歳の藤井市長が、62日間の勾留とその間の高圧的な取り調べに耐え、虚偽の自白を行わなかったからこそ、無罪判決を勝ち取ることができた事件でもあった。郷原氏も、もし藤井氏が供述段階で現金の授受を認めていたら、どんなに証拠が希薄であっても、無罪を勝ち取ることは難しかっただろうと語っている。
藤井氏は警察の取り調べで「美濃加茂市を焼け野原にしてやる」とか「こんなはなたれ小僧を市長に選んで」などと、高圧的で暴力的、かつ侮辱的な取り調べを受けたことを証言している。
つまり、この事件は希薄な証拠でも、若い市長を引っ張って締め上げ、周囲の支援者や関係者も軒並み選挙違反で挙げていけば、藤井氏はいずれ自白するだろう。そうすれば、証拠が弱かろうが何だろうが有罪にできるだろうと、警察や検察が、当初は安直に考えていた結果、取り返しの付かないような重大な事態に至ってしまった事件だった疑いが否定できない。安直に考えていた事件が、予想外の市長の頑張りに加え、検察の手の内を熟知する元特捜検事の郷原氏が弁護人に就いたことで、当初の目論み通りにいかなくなった。それでも検察は入手した証拠に合わせて中林氏に証言をさせるべく、「証人テスト」と称して「連日朝から晩まで」(郷原氏)打ち合わせを繰り返したが、結局、後付けのストーリーでは弁護側の立証を覆すまでには至らなかった。
藤井氏に対する高圧的な取り調べも、検察と中林氏との「連日朝から晩まで」の「証人テスト」と称する打ち合わせも、取り調べが可視化されていれば、いずれも容易に防ぐことができるものだ。しかし、法制審議会の答申に基づいた取り調べの可視化案では、可視化の対象は全体の2%に過ぎない裁判員裁判対象事件と特捜事件に限られるため、今回のような汚職事件は可視化の対象にすらなっていない。
さまざまな面で現在の刑事司法制度の問題点を露わにしたこの事件の教訓を、主任弁護人の郷原氏と、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。
<ニュース・コメンタリー>主張すべきことは主張できたと思う・被告人質問を終えて藤井市長が生出演
浄水設備の設置をめぐり事前収賄罪などに問われている美濃加茂市の藤井浩人市長が、10月24日の公判で被告人質問を終えた後、主任弁護人の郷原信郎弁護士とともにビデオニュース・ドットコムのインタビューに応じ、公判の重大な局面となる被告人質問を乗り切った感想を語った。
藤井氏は検察の厳しい追及に対しても収賄の容疑を全面的に否定するなど、「主張すべきことは主張できたと思う」と語った。
藤井氏は市議会議員だった2013年、美濃加茂市の公立中学校のプールへの浄水設備設置をめぐり、名古屋市の浄水設備会社「水源」の中林正善社長から市役所幹部への働きかけの見返りに30万円の賄賂を受け取ったとして、市長在職のまま2014年6月に逮捕され、7月に起訴されていた。
この日の公判で証言台に立った藤井氏は現金の授受について「全くありません」と述べ、改めて起訴内容を全面否定した。
主任弁護人の郷原弁護士は「今日の被告人質問で、検察の証拠がいかに薄弱かがはっきりした。検察の取り調べはあまりにも不適切だったのではないか」と語り、現金を渡したという中林氏の証言のみに基づいて現職の市長を逮捕・起訴した検察の対応を厳しく批判した。
<ニュース・コメンタリー>あれだけの不祥事があっても検察はまったく変わっていなかった・元検事郷原信郎氏が美濃加茂市長を起訴した検察を厳しく批判
元検事で現在弁護士として活動している郷原信郎氏は、古巣の検察をこよなく愛している。しかし、その郷原氏の目から見ても、このたびの藤井浩人美濃加茂市長の逮捕・起訴は一度動き出したら「引き返すことができない検察」の姿を如実に現しているという。残念ながら検察は変わっていなかった。
愛知県警と名古屋地検は、史上最年少の市長として全国的に名を知られる30歳の藤井浩人美濃加茂市長を収賄容疑で逮捕・起訴し、現職の市長ながら62日間にわたって勾留した。しかし、藤井氏の主任弁護人に就いた郷原氏は、その容疑はあまりにも裏付けが弱く、とてもではないが現職の市長を逮捕、起訴することが正当化される類いのものではないと言い切る。
警察・検察が描く事件の構図はこうだ。
藤井市長が市議だった2013年、氏の強い働きかけにより、藤井氏の出身中学校に雨水濾過機設置が設置された。あくまで社会実験ということで、市から料金の支払いなどは行われていないが、それを納入した名古屋市の浄水設備業者「水源」の中林正善社長は、それをモデル事業として提示することで、全国の自治体に雨水濾過装置の営業をかけていたという。
その中林社長が2014年の2月と3月に別の詐欺容疑で逮捕され、その取り調べの過程で藤井市長に賄賂を渡していたと供述した。これを受けて愛知県警・岐阜県警による合同捜査本部は藤井氏が市議時代に中林氏から現金30万円を2回に分けて受け取った疑いがあるとして事前収賄容疑などで逮捕した。
藤井市長自身は市の担当課長に浄化設備の導入を促していたことなどは認めているが、金銭の授受は一切なかったと主張している。藤井氏自身が東日本大震災で被災地が水に困っている様を見て、雨水濾過装置は非常時に市民の役に立つものと考え、その導入を積極的に働きかけたことは認めているので、この事件での唯一の争点は金銭の授受の有無ということになる。・・・
裁判の結果がどうなるかは判決まではわからない。しかし、郷原氏によると公判前整理手続きでは、これといった決定的な証拠は検察側からは一切提示されなかったという。現金の授受が行われたとされる藤井氏と中林社長とのファミリーレストランでの会食の同席者が、自分は一度もトイレにも行っていないと主張すると、警察・検察は「ドリンクバーにドリンクを取りに席を立ったことはあった」というストリーを無理矢理に作り、何とか金銭の授受が可能だったとする供述を引きだそうとしたという。
美濃加茂市長収賄事件の主任弁護人を務める郷原信郎氏と、美濃加茂市長収賄事件の問題点と日本の刑事司法に蔓延る病理を議論した。
<マル激>今週のニュース・コメンタリー
・年金業務監視委員会を廃止して日本の年金は本当に大丈夫なのか
ゲスト:郷原信郎氏(弁護士・年金業務監視委員会委員長)
・袴田事件再審決定
捜査情報を垂れ流したメディアに警察・検察を批判する資格があるか
・最高裁は捜査官のリークを肯定するのか
弘中惇一郎氏(弁護士・村木厚子氏リーク裁判代理人)
<マル激>今週のニュース・コメンタリー
・国連総会演説
暴走アメリカを諫めるブラジルとそれを持ち上げる日本
・柏崎刈羽原発の再稼働申請を条件付きで承認した知事の真意とは
・大阪地検大坪元特捜部長ら二審も有罪
検察組織の病理を個人に押しつける判決
ニコニコニュース「判決下る!小沢一郎裁判とは何だったのか! 」
2012.4.26 政治資金規正法違反で強制起訴された小沢一郎・民主党元代表の判決が下されました。 捜査の現場指揮を執った木村匡良・東京地検特捜部主任検事(当時)が、「これは検察対小沢の全面戦争だ」と檄を飛ばした、この裁判。 果たして、この判決から何が分かり、見えるのでしょうか? この番組では、その点を議論していきます。 司会は、コネクターの角谷浩一。 出演者は、 ●江川紹子(ジャーナリスト) ●自民党・丸山和也参議院議員 ●郷原信郎(元検察官、弁護士)<※スカイプで出演>
勝間和代 デキビジ ゲスト:郷原信郎
郷原信郎 1955年生まれ。弁護士。郷原総合法律事務所代表、
名城大学コンプライアンス研究センターセンター長・教授、
総務省顧問、日本郵政ガバナンス検証委員会委員長、年金業務監視委員長、
総務省コンプライアンス室長。
http://twitter.com/nobuogohara
2011.12.3
【chお花畑】反米親中からみるTPP【電波画質】
◆この番組はCS放送:朝日NSの『愛ⅲ川♭欽∥也のP IN J』(2011.11.05 放送分から抜粋)◆まぁ、「最低でも県外!」に感涙した人たちが、賛成するはずないわなー◆が、まぁ今までTPPについての部分をUpしたことなかった気がするので、Up。◆前半は普通にこういう状況で、みたいな話だったのでカット◆生みほのお知らせつき◆<コメンテーター>田岡俊次(朝日NSコメンテーター)郷原信郎(弁護士、名城大学教授)川村晃司(TV朝日コメンテーター)大槻奈那(金融アナリスト)横尾和博(社会評論家)◆マイリストmylist/22905905 ◆題名で検索されて消されたようなので、題でのタグはタブーです
大阪府知事選・郷原信郎氏の出馬検討について。- 2011.10.21
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/a74b23790fbe9f712ff4a612e55f4111大阪府知事選に出馬打診の郷原氏「検討したい」(テレビ朝日)九電社長、辞任の公算…取締役にも引責求める声(読売新聞)大阪知事選:弁護士の郷原氏が出馬検討 民主党が要請(毎日新聞)<橋下知事>府議会に辞職届け出 知事・市長のダブル選確定(毎日新聞) 維新の教育条例案「可決なら辞める」 百ます陰山委員(朝日新聞)WTC購入費返還を 市民団体、橋本知事相手に住民監査請求(共同通信)大阪府、2600億円「赤字隠し」 再建団体回避狙う(朝日新聞)教育基本条例案 見直しを…大阪(読売新聞)保護者もノー 府立高PTA協が教育条例嘆願書(大阪日日新聞)保護者の努力義務「再考を」 府立高PTA協、要請(朝日新聞)
最終検証 ライブドア事件1/2
2/2 sm14687513
2011/06/08(水) 開場:16:50 開演:17:00
収監目前のホリエモン。
但し、「なぜホリエモンが刑務所に入るのか?」について正しく答えられる人は多くありません。
そこで、今回、改めて「ライブドア事件」を振り返り、ライブドア事件の何が罪に問われているのか?また、判決は妥当だったのかを、ホリエモン本人も交えて、検証していきます。
司会は、角谷浩一氏、パネラーは、弁護士の郷原信郎氏、経済ジャーナリストの須田慎一郎氏、そしてホリエモンこと堀江貴文氏です。
5.30 参議院行政監視委員会 宇都隆史議員(自民)
平成23年5月30日参議院行政監視委員会にて。行政監視、行政評価及び行政に対する苦情に関する調査 中島忠能(参考人 元人事院総裁)郷原信郎(参考人 名城大学教授 総務省顧問)三木由希子(参考人 特定非営利活動法人情報公開クリアリングハウス理事長)
【chお花畑】ダレかいい首相いないかなぁ。【電波画質】
◆この番組はCS放送:朝日NSの『愛∽川∠欽√也のP IN J』(2011.04.02 放送分から抜粋)◆リクにより、政局部分うp◆でも政局ってよりは愚痴◆この川村が政権に近いってことが、もうその政権がダメなことは象徴しているかのようだ◆ちなみにキンキンは小沢大プッシュ◆◆◆◆<コメンテーター>山田厚史(AERAシニアライター)郷原信郎(名城大学教授、弁護士)川村晃司(TV朝日コメンテーター)水島広子(医学博士)横尾和博(社会評論家)◆ マイリストmylist/22905905 ◆題名で検索されて消されたようなので、題でのタグはタブーです
【chお花畑】原発の怖い話しか聞きたくないよ!【電波画質】
◆この番組はCS放送:朝日NSの『愛∽川∠欽√也のP IN J』(2011.04.02 放送分から抜粋)◆sm14083562 以外の原発部分。エンコテストを兼ねてUp◆2:00 テニアン川内 14:40 パニックキンキン 22:30 sm14083562の続き◆キンキンは原発の怖い話が聞きたいらしい◆自分が怖いから皆も怖がれ!ってことなのか?◆ただの反原発動力源にしたいのか?◆そいや風力発電、あちこちで失敗してるよねー<コメンテーター>山田厚史(AERAシニアライター)郷原信郎(名城大学教授、弁護士)川村晃司(TV朝日コメンテーター)水島広子(医学博士)横尾和博(社会評論家)◆ マイリストmylist/22905905 ◆題名で検索されて消されたようなので、題でのタグはタブーです
【chお花畑】グリーンエネルギーを阻む悪の原発!【電波画質】
◆この番組はCS放送:朝日NSの『愛∽川∠欽√也のP IN J』(2011.04.02 放送分から抜粋)◆遅れましてすいません◆電波の浴びすぎだったのか、マイPCが壊れました◆電波の浴びすぎ要注意!◆新PCでエンコ時間が6時間から30分になったよ!◆でもWin7のムービーメーカーは何であんなに使いにくくしたんだ!◆エンコ環境整えるのにまだ時間かかりそうです◆キンキンは相変わらずでした!◆<コメンテーター>山田厚史(AERAシニアライター)郷原信郎(名城大学教授、弁護士)川村晃司(TV朝日コメンテーター)水島広子(医学博士)横尾和博(社会評論家)◆ マイリストmylist/22905905 ◆題名で検索されて消されたようなので、題でのタグはタブーです
【無料】ホリエモン・トークライブSESSION 15 「検察の腐敗と政局の失墜は止まらないのか?」
鈴木宗男氏の不当収監に端を発し、数々の不祥事が明るみに出る「検察」と、未だ指針の見えない「政局」。
一体、この国はどこへ向かおうとしているのか…?今回は久々に上杉隆氏と、検察問題の追及を続ける郷原信郎氏をお迎えし、ますます混沌とする検察と政局の実態について、じっくりとお話を伺います。
【出演】堀江貴文
【Guest】上杉隆(ジャーナリスト)、郷原信郎(元・検事/弁護士)
郷原信郎:検察審査会決議は何が問題か 行政訴訟のアプローチ(3)
【第3部/全3部】本日小沢一郎・民主党元代表は東京第5検察審査会の「起訴議決」(4日公表)に対し、議決の取り消しと検察官役の弁護士の指定差し止めを求める行政訴訟を東京地裁に起こしました。今回の行政訴訟をどう考えたらよいのか。14日郷原信郎氏が開いた記者レクでは、学習院大学・櫻井敬子教授を迎えて検察審査会に関する一連の動きと行政訴訟の考え方について説明されました。
郷原信郎:検察審査会決議は何が問題か 行政訴訟のアプローチ(2)
【第2部/全3部】本日小沢一郎・民主党元代表は東京第5検察審査会の「起訴議決」(4日公表)に対し、議決の取り消しと検察官役の弁護士の指定差し止めを求める行政訴訟を東京地裁に起こしました。今回の行政訴訟をどう考えたらよいのか。14日郷原信郎氏が開いた記者レクでは、学習院大学・櫻井敬子教授を迎えて検察審査会に関する一連の動きと行政訴訟の考え方について説明されました。
<無料サンプル動画>郷原信郎:検察審査会決議は何が問題か 行政訴訟のアプローチ(1)
本日小沢一郎・民主党元代表は東京第5検察審査会の「起訴議決」(4日公表)に対し、議決の取り消しと検察官役の弁護士の指定差し止めを求める行政訴訟を東京地裁に起こしました。今回の行政訴訟をどう考えたらよいのか。14日郷原信郎氏が開いた記者レクでは、学習院大学・櫻井敬子教授を迎えて検察審査会に関する一連の動きと行政訴訟の考え方について説明されました。
驚いた!小沢裁判 「検察官」役の弁護士に元特捜部長と副部長が浮上
http://gendai.net/articles/view/syakai/126948「ズサン捜査隠し」が狙いか知らないが、これじゃあ司法は全部グルの暗黒裁判だ
2010年10月05日 緊急特番「徹底討論!民主党小沢氏強制起訴を問う」①
10月5日(火)夜11時から、緊急特番「徹底討論!民主党小沢氏強制起訴を問う」を放送いたします。小沢一郎・元民主党代表(68)の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、東京第5検察審査会は4日、小沢氏を起訴すべきだとする「起訴議決」をしたと公表しました。この問題について、民主党の原口一博氏や自民党の柴山昌彦氏、社民党の保坂展人氏や弁護士の郷原信郎氏を迎えて徹底討論を行います。【出演】司会:角谷浩一氏 パネラー/民主党:原口一博 前総務大臣/自民党:柴山昌彦 党副幹事長/社民党:保坂展人 前衆議院議員/弁護士:郷原信郎△http://live.nicovideo.jp/gate/lv28656293 (動画一覧:mylist/20995828)
「強制起訴の議決は違法」小沢氏側が訴訟手続きを検討
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20101007054.html「強制起訴の議決は違法」小沢氏側が訴訟手続きを検討保坂「1回目の議決にないものを議決しちゃったと言うと、つまりこれは(第5検察審査会の議決を)2回やった事にならないじゃないですか。」
【chお花畑】尖閣問題:これでいいのだぁ~♪ (前半)【電波画質】
◆ この番組はCS放送:朝日NSの『愛⑨川④欽◯也のP IN J』(2010.09.25 放送分から抜粋)◆ほっとしたよ。◆だってほら。中国がない日本なんて有り得ないから。◆最善とはいわないけれど、最悪ではなかったね。◆ というようなやつを、ノンカットで。◆最近ノンカットが多いのは編集がめんどk…ではなく、全部見た方がわかりやすいかな?と思ったから。◆長いの見るの嫌だ!という方が多ければ編集します。◆後半:sm12240039◆<コメンテーター>田岡俊次(朝日NSコメンテーター)郷原信郎(名城大学教授、弁護士)内田 誠(ジャーナリスト)二木啓孝(ジャーナリスト)荻原博子(経済ジャーナリスト)横尾和博(社会評論家)◆ マイリスト mylist/17567984 ◆題名で検索されて消されたようなので、題でのタグはタブーです