クロスオーバーミュージックの先駆者、クロード・ボラン(1930 - )によって書かれたこの曲は、プーランクのソナタの初演者でもあるジャン=ピエール・ランパルに献呈されており、今回使わせて頂いた音源は初演のものと思われます。Naxos版のような安定感こそ無けれ、とても血の通った名演と言っていいでしょう。第1楽章:Espiegeleは、中間部に長いカデンツァのような無伴奏フルートソロが挿まれており、まるで雅楽を思わせるような静寂な響きが聴き所です。他にも曲の最後部にあるドラムのアドリブや、息の長いベースの支えなどがありますが、それら全ての名人芸をご堪能下さい。出演Jean-Pierre Rampal (Flute), Claude Bolling (Piano)Pierre-Yves Sorin (Bass), Vincent Cordelette (Drum)