難民輸送船 W.グストロフ号の悲劇4/5

難民輸送船 W.グストロフ号の悲劇4/5

5/5→ sm12686177 マイリス→ mylist/21944104 出港してから2週間ずっと、ゴートランド島付近でもバルト海の港ヴィンダウや、メーメルでもS-13号に攻撃の機会はなかった。 海軍基地に戦果なしで帰還するとなると、スパイ容疑でマリネスコは間違いなく有罪となり、処刑されてしまう。 その時偶然、シュトルペ海域にて船の標識灯にS-13号の乗組員が気付いた。 ただちにその船めがけて魚雷が3発発射された。 モスクワ時間では23時4分。 魚雷には水兵ピフールの献辞が書いてあった。 1発目「祖国のために」2発目「スターリンのために」、3発目と4発目には「ソ連人民のために」「レニングラードのために」。 この時マリネスコの未来を予言するかのように、偶然にも「スターリンのために」は発射されずに停止の処置がとられた。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm12679898