『鐘の歌』 - 歌劇『ラクメ』(ドリーブ):リリー・ポンス

『鐘の歌』 - 歌劇『ラクメ』(ドリーブ):リリー・ポンス

映画『I Dream Too Much(恋の歌)』(35年RKO制作)より。『ラクメ』の中の最大の聴かせどころ、コロラトゥーラ・ソプラノの代表的なアリアの一つです。戦前メトのこの分野の第一人者、リリー・ポンス(1898~1976)が歌ってます。彼女の歌はマリア・カラス以後のそれらの歌のあり方に比べ、技巧誇示一辺倒の"白い声"として捨て置かれた時期もありましたが、どこまでも軽快で先鋭的なアジリタの技巧と、細いながらも良く鳴り響く高音は非常にスリリングで、ここでもめくるめく超高速のトリルを、歌い飛ばしももろともせず快刀乱麻の勢いで聴かせてくれます。映画ながらも当時の舞台の様子が再現されてて興味深いです。桟敷で観てるのはデビューしたてのヘンリー・フォンダです。 これ系マイリスト mylist/32913777

http://www.nicovideo.jp/watch/sm18350268