ベートーヴェン ミサ・ソレムニス ブロムシュテット/ベルリン・フィル

ベートーヴェン ミサ・ソレムニス ブロムシュテット/ベルリン・フィル

ベートーヴェンは壮年期のミサ曲ハ長調と、晩年のミサ・ソレムニス ニ長調を残しているが、前者は伝統的な教会音楽の上に作られた作品であるのに対し、後者は単なる教会音楽を超えたより深く普遍的なものを含む、と見るのが一般的である。その理由としては、テキスト自体はカトリックの典礼文に則っているものの、『クレド』以降の歌詞の取り扱い方が伝統的なそれとかなり異なっている事や、実際にミサの式典中に演奏すると儀式とこのミサ曲との調和が殆ど見られない事などが挙げられる(したがって、ミサ・ソレムニスは、主として教会でなく演奏会で演奏される。ミサの式典ではごく稀にオーストリアなどで演奏されるに過ぎない)。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm19050439