交響曲第9番 (Molto Vivace)

交響曲第9番 (Molto Vivace)

元来、交響曲とはソナタの形式で書かれた器楽のための楽曲で、第1楽章がソナタ、第2楽章が緩徐楽章、第3楽章がメヌエット、第4楽章がソナタやロンドという4楽章制の形式が一般的であった。交響曲の第3楽章にスケルツォを導入したり、交響曲第6番で5楽章制・擬似音による風景描写を試みたが、交響曲第9番では第2楽章をスケルツォとする代わりに第3楽章に瞑想的で宗教的精神性をもった緩徐楽章を置き、第4楽章に4人の独唱と混声合唱を導入。ゆえに合唱付き(Choral)と呼ばれる。第4楽章は「歓喜の歌(喜びの歌)」。Friedrich von Schillerの詩『歓喜に寄す』から抜粋、編集し曲をつけたもの。交響曲に声楽が用いられたのは初めてではなく、Peter von Winterによる『戦争交響曲』などの前例があるが、真に効果的に用いられたのは初めてである。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm19062560