高さhの場所で静止している質量Mの物体Aが坂を滑らかに滑り、下点で速度Vとなったとする。エネルギー保存則により、高さhと速度Vには式(1)が成立する。Mgh=MV^2/2 ・・・(1)一方、速度Vで移動する観測者から見た場合、高さhの場所では物体Aは速度-Vで移動し、下点で速度0となる。運動は相対的なため、この時もエネルギー保存則が成立し、式(2)が成立する。Mgh+MV^2/2=0 ・・・(2)式(1)および式(2)より式(3)が成立する。h=V=0 ・・・(3)よってこの世に速度や高さなんてものは存在せず、全ては蝶が見た一夜の夢に過ぎないといえる。Q.E.D. 最果てまで→ mylist/32132287 最果てから→ mylist/53638384 前→ sm27936234 次→ sm28021401