バッハ ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052 1. アレグロ

バッハ ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052 1. アレグロ

バッハは東ドイツ、ライプツィヒの聖トマス教会の音楽監督時代に、計14曲のハープシコードのための協奏曲を書いています。これらの協奏曲は一台のハープシコードのための作品が8曲(うち1曲は断片)、二台のためが3曲、3台のためが2曲、そして4台のためが1曲という内訳です。そのほとんどがバッハ自身の旧作や、ヴィヴァルディなど他の作曲家の作品の改作、あるいは編曲です。バッハは教会の音楽監督の他に、コレギウム・ムジクムという大学生を中心とした団体の音楽指導にもあたっていました。この団体のための作品も作らなければならなかったこと、また自身の息子たちや弟子が、ハープシコード奏者として立派に成長したことなどが、改作や編曲をしてまでも多作しなければならなかった事情の背景にあるようです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm30666398