千葉県松戸市での小3・リンちゃん殺害から1年 父親のハオさん胸中語る

千葉県松戸市での小3・リンちゃん殺害から1年 父親のハオさん胸中語る

 2017年3月、千葉県の松戸市立六実第二小3年だったベトナム国籍の女児レェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9)が殺害された事件は、3月26日で遺体発見から1年。殺人などの罪で起訴された元同小保護者会長の渋谷恭正被告(46)は捜査段階で供述を拒否し、雑談にもほぼ応じなかった。「なぜリンちゃんだったのか」。遺族は苦悩しながら、6月の初公判を待つ。 2歳の頃に家族で来日したリンさん。上手に日本語を話し、小学校では漢字の勉強にも打ち込んでいた。「日本の友達にベトナムを紹介したい」と話し、日越の懸け橋になるツアーガイドを夢見ていた。 「残酷で、絶対に許せない」。リンさんの父親レェ・アイン・ハオさん(35)は、警察署で遺体と対面したときの心境を振り返る。リンさんは修了式だった昨年3月24日朝、自宅から約600メートル離れた同小に向かう途中、行方不明となった。 2日後に同県我孫子市の排水路脇で遺体が見つかり、首に数センチ幅の絞められた痕があった。起訴状によると、同24日に殺害、遺棄されたとしている。死因は窒息死。茨城県坂東市の河川敷で、赤いランドセルやセーターなどが発見された。 事件が急展開したのは、遺体発見から約3週間後の4月14日。県警は、ほぼ毎日のように通学路の見守り活動に参加していた渋谷被告を死体遺棄容疑で逮捕した。 捜査では早期に渋谷被告が浮上。各現場付近の防犯カメラなどが被告の軽乗用車をとらえ、遺体の付着物のDNA型が被告のものと一致した。この車に乗せ、車内で殺害したとみられる。 被告宅にはリンさんの持ち物は一つもなかったが、拘束に使ったとされる手錠やネクタイは、被告宅近くに置いたキャンピングカーから発見され、リンさんのDNAが検出された。 捜査幹部は「証拠が多い事件」と自信を見せるが、被告は黙秘を貫き、なぜリンさんが犠牲になったのかなど核心部分は不明。公判前の争点整理手続きが長期化し、初公判は起訴から1年以上先となった。ハオさんは、被害者参加制度に基づく意見陳述をし、動機や経緯を直接ただす意向だ。 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28566220W8A320C1CC0000/ 関連:千葉女児殺害事件 男の初公判6月4日 sm32841839

http://www.nicovideo.jp/watch/sm32948887