津波対策先送り 東電社員「経営判断だから・・・」 東電裁判

津波対策先送り 東電社員「経営判断だから・・・」 東電裁判

 福島第一原発事故を巡る東京電力旧経営陣の裁判で、東電社員が津波対策が先送りされたことについて「経営判断だから従わないといけない」と証言しました。 東電の元会長・勝俣恒久被告(78)ら3人は、第一原発が津波で浸水して爆発する可能性を予見できたのに対策を怠り、死傷者を出した罪に問われています。6月20日の裁判には、震災の3年前に津波の高さを試算していた東電社員が出廷しました。当時、武藤栄被告(67)らの指示で津波対策が先送りされたことについて「経営判断だから従わないといけないと思った」と証言しました。そのうえで、「時間はかかるが、いずれは対策をやると思った」と話しました。関連原子力安全委員会審査担当「想定超える津波対策要求せず」 sm33373947 専門家が原発事故前に東電に巨大地震の予測は「無視できない重要な知見」と助言 sm33362690 東電裁判 地震学者「対策すれば事故起きなかった」 sm33187287 東電の裁判 巨大地震の予測に気象庁職員「妥当」 sm33184106 東電社員が証言 津波対策進まず「力抜けた」 sm33034509 【3.11特集】東電はどう裁かれるのか 〜裁判で見えてきた新事実〜 sm32875043

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