ウェーバー:「6つのやさしい小品」作品10aより 第2曲「アンダンティーノ・コン・モート」ハ短調

ウェーバー:「6つのやさしい小品」作品10aより 第2曲「アンダンティーノ・コン・モート」ハ短調

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=xWyKztZvUvg&t=10s )。1809年、ウェーバーは4手ピアノのための「6つのやさしい小品」作品10aを作曲しました。当時の彼は3年前の1806年にブレスラウのカペルマイスターを辞任してから、一定の地位につかない状態でドイツ各地を転々としており、厳しい生活を送っていました。ウェーバーはそういった状況の中、貴族や裕福な家庭の子女にピアノを教える教則本としてこの作品を作曲し、生活の足しにしようとしていたと考えられています。それは表題に「やさしい」との文言があるためで、子女への教育を考慮して演奏が「やさしい」技術で可能になるよう配慮されたためと思われます。ここで演奏されているのは、その第2曲「アンダンティーノ・コン・モート」です。しかし、この作品はさほど評判にならず、長い間忘れ去られていました。再び注目されるようになったのは20世紀に入ってからで、パウル・ヒンデミットが「ウェーバーの主題による交響的変容」の第3楽章の主題として採用されたことによります。カチェリーナ・ミハル、エルミラ・サイフリャエワ(ピアノ)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33454601